前年度事業報告

2020年度事業報告書

2020年4月1日~2021年3月31日まで

1 事業の成果 及び 事業の実施に関する事項

事業の成果

  • 水野家、Innovation Design、イムホテル京都、Soleil du printemps、バーガーキングなどのケージフリー宣言を獲得し、2021年2月には国内のケージフリー宣言数が100を達成した。
  • アニマルライツセンターの情報提供により、環境省から畜産動物の虐待防止に関しての国会答弁がなされ、また通知を出してもらうことができた。
  • アニマルウェルフェアについての啓発の高まりにより、環境省がバタリーケージがアニマルウェルフェアの観点から推奨されないとする答弁がなされた。
  • プリマハムが今後新設、改築する場合はストールフリーにすることを発表した。
  • 農林水産省が提示した放牧を制限する飼養衛生管理基準について、覆して放牧の継続を可能にした。
  • 毛皮の輸入量が前年比55%減、またピーク時の2006年と比較して94%削減された。
  • 国内でも5ブランドが、海外ブランドでは2ブランドがファーフリー宣言をし、カナダグースが新たな毛皮を仕入れないなど宣言。
  • フォアグラ輸入量が2019年と比較して2020年は65.8%削減された。
  • ブロイラーに生まれたメイの50日キャンペーンにより肉用鶏(ブロイラー)の飼育実態を明らかにした。ブロイラーのメイの50日のショートドキュメンタリーが東京ビデオフェスティバル2021アワードを受賞した。
  • 食鳥処理場の改善に向けて話し合いやロビー活動を行い、1社改善の見込み。
  • アニマルウェルフェアについて、多くのメディアに取り上げられた。
  • おうちdeアクション、おみせdeアクションなど、コロナ禍でできるボランティア活動を提案し様々な成果に貢献することができるボランティアの全国ネットワークが構築できた。

事業の実施状況

(1)特定非営利活動に係る事業 

 

事業名事業内容期間事業場所従事者人数受益対象者
1:野生動物の保護に関する事業
調査・啓発・要望茨城県れんこん田の防鳥ネットに野鳥が引っかかり死亡していることについて、調査をおこなった。行政への意見や署名キャンペーン、提出なども行った。通期茨城県3人野生動物保護に関心のある人々
2:アニマルライツ・アニマルウェルフェアに関する事業
2-1:動物問題全般に関わる事業
啓発
  • 港区エコプラザでのパネル展と講演会を行った。
  • 福岡県での街頭アクションを行った。
  • 畜産動物、毛皮、展示動物等について、各種新聞、テレビ、雑誌等に寄稿、取材への対応を行った
  • 公式サイト、メールニュース(1770名が参加)、SNS(Facebook Twitter Instagram、youtube)の更新、情報発信を行った
  • ARCニュース(会報)を年3回発行した
  • アニマルライツに関するチラシを約4万枚、毛皮反対に関するチラシ3万枚、フォアグラ反対に関するチラシ3万枚、畜産動物の現状に関するチラシ3万枚、環境と健康と畜産問題に関するチラシ3万枚、サーカスでの動物利用に関するチラシ1万枚、牛乳の現状に関するチラシ2万枚の配布を行った
通期東京都、岩手、愛知、兵庫、名古屋、埼玉20人動物の問題、現状を知らない人約50万人
人材育成に関する取り組み
  • ウェビナーを含んだアニマルライツチャンネルを13回行った
  • アニマルライツセンター学生部向けのオンライン講演会を2回行った
通期全国15000人動物問題、持続可能性に関心のある人
持続可能性・消費者倫理にする取り組み
  • 「消費から持続可能な社会を作る市民ネットワーク」で、企業のエシカル度を調査する企業のエシカル通信簿、市民が商品を選びやすくするWEBサイトぐりちょの再構築についての議論を継続、主に動物分野を担当した。また当ネットワークが主催してエシカル通信簿のZOOM発表会を4回に渡って行った
  • 消費者庁および消費者教育に関係する委員に消費者教育に動物への配慮を含めることを要望、国会議員等を通した働きかけを行った
  • 日本エシカル推進協議会に理事団体および運営理事団体として参加した。またエシカルサミット&ウィークの実行委員の一部をにない、マインドフルネスに関するパネルディスカッションを行った
通期東京2人動物問題、エシカル消費、環境問題等に関心のある人
問い合わせ対応
  • 問い合わせに対応(年間およそ200件)
通期東京4人200人
2-2:パートナー動物に関する事業
行政への取り組み
  • 他団体とのパートナーシップの元以下の活動を通年に渡り継続
  • すべての動物に関する適正な飼養管理の基準に関して、他団体とロビー活動を展開
  • 神奈川県保健福祉部、川崎市、横浜市と、不良飼い主や動物取扱業への指導マニュアル、動物の譲渡時の不妊去勢の徹底、震災時の対応等に関して交渉を行った
5/1~12/31神奈川県1人国会議員、環境省、動物問題に関心のある人、神奈川県民
企業への取り組み
  • 鳥類等エキゾチックアニマルの販売の調査を行い、改善を要望した
通期千葉1人ペットに関心のある人
不良飼い主への取り組み
  • 不良飼育状態や不正な業態の生体販売業者に対し、意見を行った。また地方行政からも指導を行っていただいた
  • 不適切な飼育をする豚の飼い主に関する相談を受け、相談者とともに取り組み、改善につなげた
  • 不良飼育されていた犬の里親募集を行った
通年東京、山梨、宮崎、千葉3人ペットに関心のある人
啓発
  • ペット動物に関してSNSでの発信や対談を行った
通年東京3人動物の現状を知らない約1万人
2-3:畜産と環境に関する事業
啓発
  • 畜産動物の現状を伝える専用サイトとSNSでの情報発信、動画の編集
  • バタリーケージの卵を食べたくないキャンペーンの賛同呼びかけを行い、賛同100団体を超えた
  • ブロイラーに生まれたメイの50日キャンペーンを行った
  • WEBマガジン、雑誌に畜産動物の現状について寄稿した
  • メディアに畜産動物の現状について情報提供を行なった
  • SNSでの広告配信を行なった
  • 横浜国立大学の授業、秋田県立大学の授業、桜美林大学リベラルアーツ学群の授業、イースクエアーCSRコンパス、オルタナサステナビリティ(SUS)部員塾、大妻中野中学校・高等学校秋桜祭、エシカルコンシェルジュ(エシカル協会主催)、セールスフォース、自由学校遊、生きた証セミナー等での講演を行った
  • SNSやYoutubeでの広告の掲示
  • ウズラの保護の様子と鶉の卵生産の実態を明らかにした
通年東京5人動物の問題、現状を知らない人約55万万人
行政に向けた取り組み
  • OIE(世界動物保健機関)の鶏のアニマルウェルフェアコード案に対しての働きかけおよび意見提出を行った
  • アニマルウェルフェアの取り組みを要望するためのロビー活動
  • 国会議員による環境委員会、農林水産委員会、消費者特別委員会、予算委員会等での質疑についての情報提供を行った
  • 屠殺場の改善要望を行った
  • 神奈川県保健福祉部と、畜産動物に関して交渉を行なった
  • 災害対応における避難や緊急時の対応の整備を申し入れた
  • 日EUEPAの動物福祉の条項に関連し、TSD CIVIL SOCIETY FORUM JAPANに出席、資料を作成
  • 畜産における動物虐待事例を環境省に提示し、改善通知につなげた
  • 廃鶏の屠殺場での長時間放置について、屠殺場や出荷側の養鶏業者との話し合いの上、行政への要望を行った
  • スコットランドのサーモン養殖についての抗議をする国際キャンペーンに参加し、日本版を担当した
通年東京3人不特定多数
調査
  • 複数の畜産施設及びと畜場に関する調査を行い、情報を公開した
  • 畜産動物の飼育環境についての認知度調査を行い公開した
  • アニマルウェルフェアの研究や情報を翻訳ボランティアメンバーで飜訳した
  • 採卵鶏の出荷時における長時間放置の実態を調査し、公開。改善を各所に働きかけた
  • 食鳥処理場で生きたまま熱湯につけられる鶏の状況について調査し、情報を公開、改善を働きかけた
  • アニマルウェルフェアに関連する海外の法規制、国際基準等の日本語訳の充実を行った
  • 地鶏の飼育基準の調査
  • アニマルウェルフェアの技術的な情報の収集を行った
  • 水棲動物の福祉にいてのパンフレットの翻訳、日本での飼育実態の調査を開始した
通年東京・大阪90人不特定多数
企業に向けた取り組み
  • 食肉加工会社との話し合いを行った
  • つなぎ飼いではない酪農場のリスト化を行った
  • 食鳥処理場へのガススタニングの情報提供を行った
  • 妊娠ストール廃止、ケージ飼育廃止を含むアニマルウェルフェアの向上、及びアニマルウェルフェアポリシーの策定を求め、数百社へのコンタクトと、複数の企業と話し合いを行った
  • CSRコンサルティング企業を通じて企業へアニマルウェルフェアの講演を行った
  • 毎週ケージフリー会議をオンライン開催し、ボランティアメンバーとともに企業への意見を届ける活動を行った
  • 魚と甲殻類の残酷な調理に関して改善を求めた
  • 企業にケージフリー卵への切り替えを促す国際連合Open Wing Allianceに参加。全国サミットおよびグローバルサミットに参加した。またバーガーキング、ハードロックカフェに対する世界キャンペーンを行った
通年東京20人不特定多数
2-4:衣類等の素材になる動物に関する事業
啓発
  • 毛皮の専用サイトやSNSでの情報発信
  • 動画の編集と公開
  • 毛皮反対のためのポスターの配布し、郵便局や店舗などへの張り出しをボランティアさんに行っていただいた
  • 毛皮についてのウェビナーを行った
  • アニマルフリーファッションについてのウェビナーを行った
通年東京10人毛皮の問題、ファッションに関心を持つ人約40万人
企業に対する取り組み
  • アパレル企業にリアルファーの取扱廃止を求める要望を行なった
通年東京2人毛皮動物の問題に関心を持つ人
調査
  • コロナ禍での中国毛皮産業の動向や、ミンクの感染状況の国内でできる範囲の調査を行った
国際協力
  • FUR FREE ALLIANCEメンバーとして、日本の毛皮消費状況等について海外に向けて情報発信を行った
通年東京1人毛皮動物の問題に関心を持つ世界中の人
2-5:実験に利用される動物に関する事業
企業に対する取り組み
  • 美しさに犠牲はいらない実行委員会(CFB)で、ヘアケアメーカーに化粧品(医薬部外品含む)での動物実験廃止を求める交渉を継続
通年東京1人化粧品を利用する人々
行政に対する取り組み
  • 神奈川県保健福祉部と、動物実験施設の調査等に関して交渉を行ない、神奈川県下の動物実験施設に対し、動物愛護に関する法規制等の通知を毎年行うことを実行してもらった。
5/1~12/31神奈川県1人動物実験に関わる人
2-6:展示動物に関する事業
啓発
  • ウェブサイトとSNSでの情報発信
  • 置き去りにされた動物たちキャンペーンを動物愛護週間に行った
通期東京・神奈川2人動物の問題、現状を知らない人
行政・企業等に対する取り組み
  • 全国の動物園の動物の扱いについての改善要望を行った
  • 木の下サーカスへの動物利用廃止の要望を行った
通期全国20人動物の問題、現状を知らない人
3:菜食と健康に関する事業
啓発
  • ヴィーガン、ベジタリアンのライフスタイルについての情報サイトHachidoryの運用を行った
  • #鶏肉やめて〇〇キャンペーンを行った
  • ヴィーガンレシピの開発を行った
通期全国15人エシカル消費やヴィーガンに興味のある10万人
4:目的を達成するための広報事業 : 報告は2に含みます

(2)その他の事業 

事業名事業内容期間事業場所従事者人数受益対象者
物品販売事業動物問題を啓発することを目的とした本の販売を行なった通期東京3人動物問題に関心のある人々

会計報告

 

貸 借 対 照 表
特定非営利活動法人 アニマルライツセンター[税込](単位:円)
全事業所2021年 3月31日 現在
資 産 の 部負 債 ・ 正 味 財 産 の 部
科  目金 額科  目金 額
【流動資産】【流動負債】
(現金・預金)預 り 金65,340
現   金117,294未払法人税等70,000
PAYPAL円3,029,530流動負債 計135,340
ゆうちょ・総合口座360,774負債の部合計135,340
PAYPALドル65,845正 味 財 産 の 部
ゆうちょ・12758327,733,203【正味財産】
ゆうちょ・18536690,892前期繰越正味財産額46,414,168
ゆうちょ・189160AD1,158,329当期正味財産増減額18,252,107
三菱東京UFJ銀行31,263,574正味財産 計64,666,275
現金・預金 計64,419,441正味財産の部合計64,666,275
(棚卸資産)
貯 蔵 品82,774
棚卸資産 計82,774
(その他流動資産)
前 渡 金21,780
仮 払 金91,620
その他流動資産 計113,400
流動資産合計64,615,615
【固定資産】
(投資その他の資産)
敷   金186,000
投資その他の資産 計186,000
固定資産合計186,000
資産の部合計64,801,615負債・正味財産の部合計64,801,615

 

活 動 計 算 書
[税込](単位:円)
特定非営利活動法人 アニマルライツセンター自 2020年 4月 1日 至 2021年 3月31日
非営利事業収益事業合計
【経常収益】
【受取会費】
一般会員(賛助)受取会費747,000747,000
一般会員(正)受取会費1,592,0001,592,000
ライト会員受取会費659,500659,500
サポート会員(賛助)受取会費495,000495,000
サポート会員(正)受取会費1,648,0001,648,000
学生会員(賛助)受取会費12,00012,000
学生会員(正)受取会費18,00018,000
【受取寄付金】
受取寄付金17,027,69917,027,699
【受取助成金等】
受取助成金14,627,33314,627,333
【事業収益】
事業 収益114,579114,579
講師料・原稿料783,376783,376
【その他収益】
受取 利息298298
受取手数料690,576690,576
雑 収 益25,76625,766
経常収益 計38,326,548114,57938,441,127
【経常費用】
【事業費】
(人件費)
給料 手当(事業)9,784,13024,8199,808,949
役員報酬(事業)2,424,96025,2602,450,220
法定福利費(事業)1,530,5705,1521,535,722
人件費計13,739,66055,23113,794,891
(その他経費)
広告・宣伝費(事業)50,00050,000
業務委託費(事業)195,186195,186
諸 謝 金(事業)109,560109,560
印刷製本費(事業)731,52610,000741,526
動物医療費保護費38,06038,060
旅費交通費(事業)33,53967234,211
調査費(事業)31,63831,638
車 両 費(事業)297,500213297,713
通信運搬費(事業)616,4172,573618,990
新聞図書費(事業15,43315,433
消耗品費(事業)19,09312,02231,115
備品(事業)95,3021095,312
IT関連費(事業)651,8404,588656,428
水道光熱費(事業)25,96326826,231
地代 家賃(事業)1,233,00112,8531,245,854
諸 会 費(事業)244,533244,533
租税 公課(事業)2,352152,367
支払手数料(事業)89,4856,71496,199
その他経費計4,480,42849,9284,530,356
事業費 計18,220,088105,15918,325,247
【管理費】
(人件費)
給料 手当(管理費)74,44474,444
役員 報酬(管理費)304,780304,780
アルバイト給料(管理費)1,129,1681,129,168
法定福利費(管理費)15,47422,274
福利厚生費(管理費)7,1697,169
人件費計1,531,03501,531,035
(その他経費)
印刷製本費(管理費)3,4903,490
旅費交通費(管理費)8,3608,360
車 両 費(管理費)1,0401,040
通信運搬費(管理費)113,216113,216
消耗品 費(管理費)7,1457,145
備品(管理費)3,3093,309
IT関連費(管理費)13,78213,782
水道光熱費(管理費)4,5094,509
保 険 料(管理費)52,13552,135
地代 家賃(管理費)38,53038,530
租税 公課(管理費)5050
支払手数料(管理費)17,17217,172
その他経費計262,7380262,738
管理費 計1,793,77301,793,773
経常費用 計20,013,861105,15920,119,020
当期経常増減額18,312,6879,42018,322,107
【経常外収益】
経常外収益 計0
【経常外費用】
経常外費用 計0
税引前当期正味財産増減額18,322,107
法人税、住民税及び事業税70,000
経理区分振替額9,420△ 9,4200
当期正味財産増減額18,252,107
前期繰越正味財産額46,414,168
次期繰越正味財産額64,666,275
事業の内訳