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日本で売られているエビの9割以上が輸入されたもので、毎年約60憶尾相当のエビが輸入されています[1]。 その内8割がインド・ベトナム・インドネシアなどのアジア諸国から来ています[2]。 それらはほぼ全て養殖のものなので、日本で食べられているエビの大部分がアジアの養殖場からのものだと想定できます。
エビ養殖は自然界と比べて過密で水質も悪く、病気の原因にもなるような環境であり、エビの卵巣は普段通りに後期の成熟に達しません[3]。 それでも強制的に繁殖させるために、生殖腺抑制ホルモンがある眼柄の部分を根こそぎ取り除くことが一般になってしまっています[4]。
成熟する前の若い雌エビたちは麻酔なしで、熱いはさみで眼の付け根を切り取られたり、かみそりで眼を切り開かれてから指で眼の中身を絞り出されたりします[5]。
日本では4人に3人がエビは苦痛を感じないと思っているようですが、 甲殻類も痛みを感じることは科学的に証明されています。 オーストラリアではロブスターの下半身を生きたまま切断していた会社が有罪判決を受けた例もあるくらいです。 眼を切除されたエビはうろたえ、尾を叩き、傷を受けたところをこすったりします[6]。
この残酷な手順は、生まれてきたエビを病気になりやすくするということが証明されており、 しかも良質な飼料を与えることで眼の切除を行わなくても同様の産卵率を得られることが分かっています[7]。 この研究結果は2020年度の世界養殖連盟の賞を受賞しました。
@FAO Aquaculture photo library
EUの有機の基準では10年以上前から眼の切除は禁止されています。 中南米最大級の養殖エビ生産者であるSeaJoy社は2016年から飼育環境を整えることで眼を切除しないで繁殖を行っています[8]。 世界最大のエビ生産者である CP Foods 社も去年、バイオテクノロジー技術を用いることでエビの眼の切除を行わないことを発表しました[9]。
👇のPDFをコンビニなどで印刷するか、 屋外用ポスターをお送りすることもできます!
水産養殖認証ラベルに、エビの眼を切除しないということを認証基準に取り入れることを求めて下さい。 普通に考えたら当たり前のこの最低限の動物福祉をぜひお願いしてください。 水産養殖認証法人がこの恐ろしい行為を拒否することにより、動物福祉が重要視されつつあるこの業界の世界的なリーダーになることができるでしょう。
日本で活用されている主な水産養殖認証であるASCとMELに意見を届けよう!
養殖エビの消費が減れば、眼を取り除かれるエビの数も減ります。 毎年60憶尾にものぼるエビと彼らを産んでいる無数の雌エビたちの苦しみをなくすために、 食卓に養殖エビをのせない選択をしよう。
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鶏、豚、牛、フォアグラにされる鴨、700億頭が毎年犠牲になります。 畜産動物の情報を深く知り、改善に向けた一歩を。
エビの目の切除について、更に詳しくはこちら [1] https://umito.maruha-nichiro.co.jp/article31/ [2] https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0308/02.html [3] https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0044848696014081 [4] https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0024427 [5] https://www.animalsaustralia.org/features/prawn-farming.php [6] https://www.researchgate.net/publication/271883879_Eyestalk_ablation_procedures_to_minimize_pain [7] https://www.aquaculturealliance.org/goal/innovation-award/ [8] https://www.seajoy.com/index.php/sustainable/non-ablation [9] https://www.cpfworldwide.com/en/sustainability/report
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