培養肉の試食に関するイタリア人大学生の意識調査

論文概要

 

背景: 培養肉は従来の畜産に代わる選択肢として、議論は続いているものの、持続可能性や動物福祉、資源効率の観点からは利点をもたらす可能性が期待されている。こうした潜在的な利点はあるものの、特に培養肉がまだ市販されていない国々では消費者側の受容度はいまだ不確かである。

目的: イタリアの大学生335名を対象として、培養肉を試食する意欲に影響を及ぼす決定要因を調査し、特に培養肉についての認識や個人の価値観・動機が及ぼす影響について検証する。

方法: データ収集はオンライン調査で実施し、培養肉を試食する意欲に影響する主な要因について、二項ロジスティック回帰分析を用いて分析した。

結果: 調査の結果、大学生における培養肉の受容度に影響する主な要因は、身近に感じられること、安全性に関する認識、特に動物福祉に関する倫理上の理由などであり、人口統計学的特性や新しい食品技術に対する抵抗感ではないことが示唆された。

結論: 上記の結果は政策立案者や業界関係者に現実的な示唆を与えるものであり、培養肉を若い消費者にとって身近なものとし、受容度を高めるためには、透明性の高いコミュニケーション戦略によって培養肉の安全性と動物福祉における利点を強調することが重要である。

 

原文タイトル:Understanding University Students' Willingness to Try Cultured Meat: Insights from Italy

論文著者:Azzurra Annunziata, Artur Kraus, Angela Mariani

公開日: 2026/07/24 

論文URL:https://doi.org/10.3390/nu18152418

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