肉・菜食主義・ヴィーガニズムについてTwitterの議論に見られる性差

Go eat some grass”: gender differences in the Twitter discussion about meat, vegetarianism and veganism

Amber Peeters,Gaëlle Ouvrein,Alexander Dhoest &Charlotte De Backer

2023/09/01

https://doi.org/10.1080/00224545.2023.2253982

論文概要

 

伝統的なメディアは、食肉を男性性と結びつけることで、料理の話題を性別(ジェンダー)に絡めて描きだし、社会の現実に影響を与えている。本研究では、同じようにジェンダー化された表現がソーシャルメディアでも見られることで、結果として食の消費パターンにおける性差が強化されている可能性について検証する。

内容分析を用いて、男女が肉の(非)消費についてどのようにツイートしているかを調べた。結果からは、ジェンダー・ステレオタイプが確認された―男性は肉についてより多くツイートし、菜食主義やヴィーガニズムに対して否定的な態度を持つ傾向が強い。こうした表現によって、男性が健康的で持続可能な選択肢ではなく肉を選び続けるという、肉の消費パターンにおける性差が強化される可能性がある。

 

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