持続可能性の目標を世界で達成するために不可欠となる海藻養殖

A seaweed aquaculture imperative to meet global sustainability targets

Carlos M. Duarte, Annette Bruhn & Dorte Krause-Jensen

2021/10/07

https://doi.org/10.1038/s41893-021-00773-9

論文概要

 

海藻養殖は世界全体の養殖生産の51.3%を占め、2000年から2018年にかけては年率6.2%の割合で増加している。海藻養殖は、生態系の幅広い領域で利用することができ、さまざまな産業分野において食料と天然産物の供給源となっている。また、気候変動の緩和と適応、富栄養化と生物多様性の危機への対策として汎用性が高く、自然に合わせたソリューションを提供している。

海藻養殖を拡大して、排出される温室効果ガスを回収して利用する技術、すなわち循環型バイオエコノミーを支える技術とすることは急務であり、2050年に90億人以上となる世界人口に対応し、国連の持続可能な開発目標の多くを達成するために不可欠である。

 

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