肉の消費、健康と環境

論文概要

 

世界における肉の消費量は、1人当たりの平均としても世界全体の総量としても上昇しつつあり、その動因となっているのは個人の平均所得の増加と人口の増加である。さまざまな種類の肉や肉製品を摂取することは、人々の健康に大きく影響しており、また畜産は環境に対して重大な悪影響を引き起こしている可能性がある。

本稿では、こうした主張の根拠となっている科学的知見を検証するとともに、政策立案者が人々の食肉消費を変えるために取りうる介入策について探る。今後の研究で取り組むべき問題点を明らかにし、自然科学と社会科学の知見を統合することが極めて重要であることを強調する。

 

原文タイトル:Meat consumption, health, and the environment

論文著者:H Charles J Godfray, Paul Aveyard, Tara Garnett, Jim W Hall, Timothy J Key, Jamie Lorimer, Ray T Pierrehumbert, Peter Scarborough, Marco Springmann, Susan A Jebb

公開日: 2018/07/20 

論文URL:https://doi.org/10.1126/science.aam5324

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