英国における肉の消費削減に最も大きく寄与しているのは、肉のポーションサイズを減らすことである

Smaller meat portions contribute the most to reducing meat consumption in the United Kingdom

Alexander Vonderschmidt, Lindsay M. Jaacks, Peter Alexander, Rosemary Green, Alexandra L. Bellows & Cristina Stewart

2024/11/01

https://doi.org/10.1038/s43016-024-01070-2

論文概要

 

肉の消費量を削減することは、環境や健康に関するアウトカムを改善するのに役立つが、肉を減らすための具体的な戦略の効果は状況によって変わる。本研究では、英国における全国食事栄養調査のデータ(2008-2009年から2018-2019年まで)について分解分析を用いた結果、肉の総消費量を減らすうえで最も大きく影響するのは、肉のポーションサイズ* を減らすことであり(52%)、これに続くのは、肉を食べる日数を減らすこと(24%)、肉を食べる人が減ること(17%)、肉を使った食事を摂る機会を減らすこと(7%)であることがわかった。食肉消費における行動パターンを理解することは、より効果的な政策を立案するうえで極めて重要である。

* 1回の食事あたりで食べる、または皿に盛る食品の量

 

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