食生活は、健康的で持続可能かつ公平でありうるか?

Can Diets Be Healthy, Sustainable, and Equitable?

Jessica Fanzo, Claire Davis

2019/10/25

https://doi.org/10.1007/s13679-019-00362-0

論文概要

 

目的: 本研究の目的は、世界における食事摂取の状況および食事パターンの経時的傾向に関するエビデンスをレビューし、食事と健康・環境・公平性との関連を検証することである。

最近の知見: 食生活は、現在の世界において疾病と死亡の重要な危険因子となっている。食事に関連した非感染性疾患と肥満の増加はますます広がっており、世界人口の多くに影響を及ぼしている。同時に、食糧システムは、地球環境の健康とは相容れない方法によって食糧を生産している。(社会的な)不公平のために、健康的な食生活へのアクセスは制限されており、不公平は社会における様々な決定要因と広く関連している。

まとめ: 現在の食事パターンは、多くの人々にとってますます不健康で、持続不可能で、不公平なものとなっている。人類と地球の幸福を向上させるためには、多面的な介入によって食生活が及ぼす影響と取り組む必要がある。

 

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