これはよく言われます。しかし、私たちがウェブサイト等で公開している映像は、現在も行われている紛れもない事実です。そしてこれらの映像に映された『過激な』行為に私たちは反対しているのです。物事に反対する際には、まずその事実を知ることが必要です。また、工場畜産や動物実験、生体販売を支えているのは、現在の日本社会であり、(知る知らないに関わらず)これを受け入れている人々なのです。ですから、私たちはまずこの実態を多くの人に知らせる必要があると考えています。見るのがつらいからといって、動物の苦痛を心の隅に追いやり無視することは許されません。なぜなら、そうしたところで動物の苦痛は減少しないからです。見るのがつらい行為がなくなれば、それは負の歴史となり、もう繰り返されないものとなって見る必要もなくなるでしょう。映像が見るに耐えないのであれば、その行為を批判してください。そして何よりも、その見るに耐えない行いの共犯者にならないでください。アニマルライツセンターのウェブサイトやパンフレット等では、内部告発による画像や映像、毛皮産業の実態を記録するために従業員になったり、動物の扱いを明らかにするために何らかの手段により企業や研究機関の内部に入ったりして撮影した画像や映像も用いられています。 アニマルライツセンターは建物への侵入など違法行為を助長する考えはまったく持っていませんが、そのような行為の結果として明らかになった情報をどう扱うかは慎重に判断する必要があります。そもそも「隠し撮り」をしなければならない理由は、動物を虐待している企業や施設が真実の情報を公開していないからです。 どのような手段であれ、いったん記録され公開された動物虐待の画像や映像は、いまも同じような状態に動物たちが置かれ虐待され続けていることを強く示しています。 私たちは動物を扱う企業や施設に真実の情報を明らかにするよう常に要求していきますし、公開要求に応じて、あるいは自ら積極的に公開することにより動物を虐待していないことが判明した場合には、その画像や映像に見られる虐待行為は過去のものとして扱います。 そうでない場合には、私たちはそのような虐待行為が現在も続いている可能性が高く、それに対して抗議しなければならないと考えます。そのために、画像や映像を用いていきます。組織内でしか知りえない不正行為に関する内部告発を支持する現在の世論は、動物虐待を明らかにしていくという上記の私たちの見解を後押しするものだと考えます。Share This Previous Article活動は過激なのではないでしょうか? Next Article是非ボランティアを希望しておりますが、平日は働いているので休日等にお手伝い出来ることはあるのでしょうか。 2019/04/02