2018年、アニマルウェルフェアの調達方針を持つ企業はなかった。ましてや、企業の重要課題として発表する企業など想像もつかなかった。今、大手食品関連企業の多くは、アニマルウェルフェアのなんらかの調達方針をもつようになった。私達はなにも公表していない企業と話をするときには、「日本企業の中でも御社は遅れています」と話をするようになっている。大きな変化を起こしたのは、私達の企業、金融、行政等への働きかけの結果でもあり、そして市民からの声が大きくなった結果だ。世界と比較すると大幅に遅れている畜産動物のアニマルウェルフェアだが、国内のみを見るとここ数年の変化は大きい。2016年、2018年には存在すら認知すらしていなかった企業が、ポリシーに組み入れているのだ。次は、これを動物のもとに届くように、具体的な施策、目標を決定してもらわなくてはならない。今は大方針のみが固まってまだケージフリーやベターチキンなど動物の苦しみが減っていないという段階だ。もはや「アニマルウェルフェアに取り組んでほしい」というぼんやりした要望では企業は「やってます!」と答える時代だ。私達市民は、企業よりも知識を身に着け、「ケージフリーにはいつまでに切り替えるのか」「ケージフリー卵の割合は今何%か」「肉用鶏の飼育密度はいくつまでを許容しているのか」「鶏の屠殺をするとき意識喪失されていない食鳥処理場の肉を使うのをやめて」など具体的な要望を行っていきましょう!そして是非お願いしたいのが、「動物のために」と伝えてほしいこと。企業には環境のほうが響くかななどの忖度をする方は多いが、企業側は「動物のことなんて言ってくる人はいない」と軽視する発言を何度も聞いた。何よりも第一に、動物のために消費を変え、意見をし、行動していることを、企業に教えてあげてください。重要課題(マテリアリティ)に入れている企業日本ハムプリマハムスターゼンエスフーズ株式会社伊藤ハム米久HD(持続可能な調達の中に含まれる)明治ホールディングス(持続可能な調達に含まれる)マルハニチロ(持続可能な調達に含まれる)ニッスイ(持続可能な調達に含まれる)キユーピー(持続可能な調達に含まれる)三井物産(安定供給の基盤をつくるに含まれる)ジャパンファームJA全農アニマルウェルフェアのポリシー等、なんらか言及がある企業明治ホールディングス株式会社日本ハム株式会社味の素株式会社伊藤ハム米久ホールディングス株式会社株式会社日清製粉グループ雪印メグミルク株式会社森永乳業株式会社株式会社ニチレイキユーピー株式会社日清食品ホールディングス株式会社プリマハム株式会社株式会社ヤクルトエスフーズ株式会社江崎グリコ株式会社丸大食品株式会社株式会社ブルボンスターゼン株式会社マルハニチロ株式会社ニッスイ株式会社ゼンショーホールディングス株式会社すかいらーくホールディングス株式会社トリドールホールディングスワタミ株式会社株式会社吉野家ホールディングス日本マクドナルドホールディングス株式会社日本マクドナルド株式会社株式会社ロッテホールディングス株式会社ロッテクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社日本KFCホールディングス株式会社株式会社ローソン株式会社ファミリーマートイオン株式会社セブン&アイ・ホールディングス伊藤忠商事株式会社三菱商事株式会社三井物産株式会社丸紅株式会社オイシックス・ラ・大地株式会社シダックス株式会社フィード・ワン株式会社ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社イケア・ジャパン株式会社などクリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article大阪万博、利用できる認証に平飼い認証 初 Next Article世界のケージフリー卵の割合:米国はついに40%超え! 2024/07/14