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人と地球と動物の未来をより良い方向に変えるために、動物たちの課題と関連する知識と解決策を共有します。
畜産動物のアニマルウェルフェア(ファームアニマルウェルフェア)は動物を利用する現在の社会にとって最低限の倫理的責任であると同時に、社会の持続可能性には必須の取り組みです。
ファームアニマルウェルフェアは世界では大きなうねりとなり広がっており、また国内でも重要課題と捉え取り組みを始める企業も出てきました。企業のビジネスにとって、ファームアニマルウェルフェアへの取り組みを行うことが価値になる時代がようやく日本にも到来しました。
アニマルウェルフェアどう実現したら良いのか、基礎知識と実践知識を集中的に学ぶ講座です。
この講座を減ることで、企業内でのアニマルウェルフェアの取り組み方、人々に知識を広める土台、消費者としての向き合い方、金融がアニマルウェルフェアをどう捉え動くのかなどの知識を得ることができます。
2023年3月12日(日)~4月23日(日) 6回講座
費用:12,000円(早割9500円※2月25日お申込み分まで)、若者割(22歳まで)5,000円 (単発講座は2500円/1回)
アーカイブは次の授業まで見ることができます
初回の講義では、動物の問題の全体像を把握します。集約的畜産(工場式畜産)が及ぼす動物と社会への影響は、気候危機、食糧問題、森林破壊、疾病の発生など多岐に及んでいます。SDGsのゴールを達成するためにもアニマルウェルフェアに取り組む必要がありますが、具体的にどのように関連しているのかを説明します。また人権、環境やプラスチックなど様々な取り組みが必要な昨今、動物の問題をなぜ取り残してはいけないのか、なぜ重要なのかを整理します。
講師:アニマルライツセンター代表理事岡田千尋・アニマルライツセンター企業交渉担当北穂さゆり
採卵鶏、肉用鶏、豚、乳牛、肉牛についてそれぞれの課題と現状、アニマルウェルフェアとはなにかを学びます。
講師:アニマルライツセンター代表理事岡田千尋
ファームアニマルウェルフェアの向上は、消費運動の一つでもあり、消費者・市民の意識向上が重要な鍵を握っています。消費者問題は以前は基本的な安全性の担保が中心でしたが、今はサステナビリティを確保することも加わっており、また消費者の情報力や交渉力を上げることが重要とされています。消費者問題がどのように解決されてきたのか、今どのようなことが求められ、企業が何を求められており、そして消費者がどう行動しなくてはならないかを学びます。
講師:サステナビリティ消費者会議代表,(一財)CSO ネットワーク代表理事 古谷由紀子
経済システムの中に畜産動物は深く組み込まれています。ファームアニマルウェルフェアの改善をするためには、市民と生産者の努力だけでは足りず、企業、投資を含めた経済が動く必要があります。経済は地球よりも重要ではないものであるとはいえ、現代社会での比重は大きく改善に向かわわない根本原因でもあります。一方で動かす力も持っています。経済とファームアニマルウェルフェアの関係を理解し、どのように経済システムが解決に向かうのかを学びます。
また機関投資家が世界で今企業に対してファームアニマルウェルフェアを求める時代になっています。動物にまつわる金融の動きも少し提供します。
講師:聖学院大学政治経済学部教授 柴田武男
畜産動物のアニマルウェルフェアを向上させる、それはどうやればいいのでしょうか。今、取り組みが世界から遅れている日本では、取組方法がわからずに一歩を踏み出せない人々、企業がたくさんあります。そこで、アニマルウェルフェアにすでに取り組んでいる企業の事例から、日本企業が取り組みをするための具体的な一歩を示します。
講師:アニマルライツセンター代表理事岡田千尋&アニマルライツセンター企業担当 北穂さゆり
5回の講義から漏れてしまったお話を補足するとともに、みんなでファームアニマルウェルフェア向上をどう実践するのか、ワークショップとディスカッションを通して学びます。
昼の時間は会場(渋谷を予定)で集まる事ができる人向け、夜はオンライン向けです。※どちらかにご参加ください
ファシリテーター:アニマルライツセンター岡田・北穂
博士(総合政策),サステナビリティ消費者会議代表,(一財)CSO ネットワーク代表理事。
消費者庁「消費者志向経営の推進に関する有識者検討会」や企業の品質やデジタルなどの委員を務める。専門分野は、CSRや人権などサステナビリティ、消費者志向経営など。主な著作物は、「現代の消費者主権」芙蓉書房出版(2017)。
1952年東京生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程満期退学。公益財団法人日本証券経済研究所主任研究員を経て、現在、聖学院大学大学院政治政策学研究科教授を退職。専門 企業経済論。 近著『奨学金 借りる時・返す時に読む本』弘文堂(2018.1)
2001年からアニマルライツセンターで調査、戦略立案などを担い、2003年から代表理事を務める。主に畜産動物のアニマルウェルフェア向上や動物性の食品や動物性の衣類素材の削減、ヴィーガンやエシカル消費の普及に取り組んでいる。
出版社、編集プロダクション勤務を経て商業ライターとして独立。出版社時代に関わった労働組合の紹介でアスベスト被害者を取材、ノンフィクション本を2016年上梓。2018年には公害被害を題材とした一作目のドキュメンタリー映画を製作。同作品での市民と司法関係者への周知活動のかたわら、被害者支援団専従として加害企業に補償交渉。2019年アニマルライツセンターに加わり、企業交渉を担当。
銀行振込・郵便振替の場合:下記フォームからお申込み後、郵便振替、銀行振込で講座の2日前までにお支払いください。若者割(22歳以下)は、いくつ受講しても6,000円(税込み)です。お振込確認後、お申し込み完了になります。
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