海外の法規制を見ると、危険な犬種の飼育禁止や行動の禁止、ライセンス制や、高額な税金がかけられる、があることに気がつくだろう。
危険な犬種とされているのは、主に下記のような闘犬などに使役されてきた犬たち。
- イングリッシュ・ブル・テリア
- スタッフォードシャー・ブル・テリア
- アメリカン・ピット・ブル・テリア
- ロットワイラー
- ジャーマン・シェパード(アルザス)
- ドーベルマン
- ローデシアン・リッジバック
- 秋田犬
- ブルマスティフ
- 土佐犬
- バンドッグ
英国やデンマークでは、禁止された犬種の雑種も認められていない。
禁止された犬種を飼育していると、その犬は連れ去られ、殺処分される。
犬にとっては悲惨だ。やさしい秋田犬をしっている日本人は多いはずなので、「そんなぁ」と思う人も多いだろう。
しかし、咬傷事件が起きているのは事実。咬傷事件が起きれば人も犬も両方共不幸になる。そして、危険になる可能性がある犬が捨てられた場合は、結局殺処分されるし、さらなる事件が起きることもあるだろう。日本人が大好きなティアハイムがたくさんあるどいつでも、危険犬種は高額な税金がかかるし、咬傷事件がおきれば殺処分される。
日本では、犬種にかぎらず、犬に社会性を身につけさせない飼育方法を撮ったり、繋ぎ飼育をし続けたり、閉じ込め飼育をし続けることにより、本気で噛む犬が育ってしまうことは多々ある。
愛情が足りなかったり、環境が悪かったり、原因がわかれば、しつけで治るケースもある。しかし、思わず本気噛みしてしまう犬は、しつけでは治らない犬もいる。私も、普段朗らかな犬でも、突然本気で噛む犬に何度かであってきた。
日本は、繋ぎ飼いが多く、危険な飼育方法をしているケースが多いといえる。
将来に日本でも犬種として飼育規制される時が来るかもしれない。
それを防ぐためには、適切な飼育をすることだ。繋ぎ飼育、閉じ込め飼育、ネグレクト、長時間一人にする環境などに置かないこと、そして、社会性を身につけさせることだ。
さらには自分では飼育できないと思ったら、飼育する前に思いとどまることが最も必要だ。