2015年2月、Olympicグループの「ユアペディア」「Olympic」のいくつかの店舗で、魚を小さな袋に詰めて販売しているという情報が、私どものところに数件寄せられました。
状況を確認したところ、次のことが分かりました。
・売れるまで、袋に入れたままで餌や水飼えはしない。
・日数がたち、袋の中ですでに死んでいる魚もいる。
こういった飼育が何年も続けられていると聞き、私たちはOlympicグループへ下記を要望しました。
- 魚を小さな袋に詰めて陳列販売するのを中止し、適切な広さのある水槽での飼育に切り替えること。
- 袋詰めのまま、売れるまで水換え、餌やりを行わないという販売方法を中止し、魚に対して適切な給餌・健康管理が行われる体制を整えること。
Olympicグループの対応はすばやく、すぐに改善することを約束してくれました。
ユアペディアからは2月に、Olympicからは3月に回答をいただきました。
①ユアペティアの回答
2015年2月末をもって袋での陳列販売を中止し、2015年3月より順次、水槽による販売に切り替える。
②Olympicの回答
「ご指摘をいただいた時点から直ちにパック入り観賞魚の仕入を停止しまして、現在パック形状での観賞魚の販売は全店中止しました。」「今後の観賞魚の販売につきましては弊社専門店会社同様水槽設備の設置を前提として店舗への導入を図って参ります。」「お客様からの鑑賞後販売についての再開の声もいただいており、現状は販売方法について、動物愛護の観点からパック入り販売を中止させていただいている旨を説明しご理解いただいている状況です。」
動物への配慮のある倫理的な判断で、早急に対応をしてくださったOlympicグループに感謝します。