ヴィーガン食、加工食品と体重の関係 無作為化臨床試験データの二次分析

論文概要

 

臨床試験では低脂肪のプラントベース食は減量に効果があるとされている。しかし多くの食品は高度に加工されていることから、体重に対する効果には疑問の余地がある。本稿の二次分析では、過体重の成人244名をヴィーガン群(122名)または対照群(122名)に無作為に割り付け、16週間の試験期間における加工食品の摂取量と体重減少の関連を検証した。ノバ分類法では食品は加工の程度によって1~4段階に分類され、これを用いて3日間の食事記録を分析した。統計解析には反復測定による分散分析、ピアソン相関係数、多変量回帰モデルを用いた。

カテゴリー1~4の動物性食品について、ヴィーガン群の摂取量は対照群に比べて減少していた。ヴィーガン群では体重が減少していた(群間の差 -5.9 kg [95% CI -6.7~-5.0]; Gxt, p < 0.001)。カテゴリー1~4の動物性食品では、摂取量が増加すると体重も増加していた(カテゴリー1:r = +0.34; p < 0.001、カテゴリー2:r = +0.18; p = 0.008、カテゴリー3:r = +0.17; p = 0.01、カテゴリー4:r = +0.22; p = 0.001)。プラントベースの加工食品ではカテゴリーに関わらず、摂取量が増加しても体重が増加することはなかった。

体重の減少をもたらす主な要因は、動物性食品の摂取量を減らすことであり、これには加工食品、未加工・最小加工の食品、超加工の食品の3種類が含まれる。これらの結果は、動物性食品を植物性食品に置き換えることが効果的な減量法となることを示唆している。

 

原文タイトル:Vegan diet, processed foods, and body weight: a secondary analysis of a randomized clinical trial

論文著者:Hana Kahleova, Tatiana Znayenko-Miller, Arathi Jayaraman, Giulianna Motoa, Laura Chiavaroli, Richard Holubkov, Neal D Barnard

公開日: 2025/03/11 

論文URL:https://doi.org/10.1186/s12986-025-00912-5

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