肉と男らしさ 伝統的な規範・非伝統的な規範から男性の肉消費を予測する

Understanding the Meat-Masculinity Link: Traditional and Non-Traditional Masculine Norms Predicting Men’s Meat Consumption

Lauren Camilleri, Melissa Kirkovski, Jessica Scarfo, Andrew Jago, Peter Richard Gill

2024/06/04

https://doi.org/10.1080/03670244.2024.2361818

論文概要

 

男らしさのイデオロギーに同調する態度からは、男性における肉の消費量と肉の摂取を削減する意欲を予測することができる。しかし、このような関係が、具体的に男らしさのどのような規範によって説明されるのかは不明である。

本研究では、オーストラリアと英国の男性557人を対象に、男らしさについての伝統的な規範と非伝統的な規範のうち、どのような規範によって、肉の消費量・赤身肉と加工肉の消費量・肉の消費量を減らす意欲を予測できるかを検証した。

身体的暴力を振るうことを容認し、セックスを重視するスコアが高い男性は、より多くの肉を食べていた。肉の消費を減らす意向は、男女の平等を重視する男性において最も強かった。

男性における肉の過剰摂取を緩和するためには、男らしさの中でも特にこれらの規範をターゲットにすることが重要であると思われる。

 

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