超加工の植物性食品は、未加工の動物性食品より健康に悪いのか?

論文概要

 

レビューの目的: 超加工の植物性食品としては、植物性ミルク・植物性代替肉・マーガリンなどがある。本稿のレビューではこれらが未加工の動物性食品(肉・卵・乳製品・魚介類など)と比べて心代謝のリスク因子や慢性疾患、死亡率に及ぼす影響がどのように異なるかを検証する。

最近の知見: 超加工食品のカテゴリーは極めて多様であり、製品の成分と栄養プロファイルは大きく異なっている。植物性ミルクや植物性代替肉、マーガリンは一般に超加工食品に分類されるが、その成分と栄養プロファイルは未加工の動物性食品とは著しく異なっており、コレステロールやヘム鉄を含まず、飽和脂肪酸・硫黄・分岐鎖アミノ酸の含有量が低く、動物性食品に含有されない食物繊維を含んでいる。

牛乳を豆乳に置き換えた場合、総コレステロール、LDL コレステロール、C反応性タンパク質(CRP)が低下し、乳がんのリスクも低下する。超加工の植物性食品は、未加工の植物性食品と比較すると健康性では劣るが、未加工の動物性食品との比較では心代謝系アウトカムに良い影響があると考えられる。

植物性ミルクや代替肉、マーガリンなどの超加工食品は食習慣の移行を推進するうえで有効な手段となり得る。公衆衛生のガイドラインはこうした可能性について触れるべきあり、食習慣の現実的な移行によって健康増進を支援する必要がある。

 

原文タイトル:Ultra-processed Plant Foods: Are They Worse than their Unprocessed Animal-Based Counterparts?

論文著者:Mariana Del Carmen Fernández-Fígares Jiménez, Miguel López-Moreno

公開日: 2025/10/23 

論文URL:https://doi.org/10.1007/s13668-025-00704-6

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