本日12月26日、東京・五反田にある株式会社ポーラの本社を訪れました。 オーガニック化粧品のTHREEや、pdc、オルビスなどのグループ企業では個別に「動物実験していない」とアピールしてきたポーラ・オルビスグループに「グループ全体として、化粧品・医薬部外品の動物実験を廃止してほしい」――私たち「美しさに犠牲はいらないキャンペーン(CFB)実行委員会」は、11月12日付でポーラ・オルビスホールディングスに対して上記の要望をすべく面会を申し入れていました。 年の瀬ギリギリになってようやく実現した今日の面会では、(株)ポーラ・オルビスホールディングスの広報・CSR管掌取締役、(株)ポーラの品質保証管掌取締役をはじめ5名の方々と、私たちCFBから、亀倉弘美(JAVA)、岡田千尋(ARC)、東さちこ(PEACE)がテーブルを囲みました。 私たちからの要望を伝え終えての先方からのレスポンスは:「2015年1月1日から開発に着手する化粧品・医薬部外品について動物実験を廃止します」同社のウェブサイトでも「化粧品(医薬部外品を含む)の安全性確保については、代替法技術の確立に伴い外部委託を含めて動物実験を行わない」との方針が公表されています(*)。【ポーラ・オルビスホールディングス株式会社|CSR情報|事業的CSR|お客さま満足の向上を目指して】 http://www.po-holdings.co.jp/csr/project/customer/index.html【ポーラ化成工業株式会社 > 研究 > 研究紹介 > 品質研究】 http://www.pola-rm.co.jp/research/research1-2.htmlまた、原料を調達する取引企業に対しても、ポーラ・オルビスホールディングスが化粧品、医薬部外品の動物実験を行わない旨を提示されるということです。なかなか消費者の意見が届きにくい原料メーカーに対しても、消費者と向き合う企業がそのポリシーを伝えることにより、動物実験を廃止するきっかけになることを願います。CFBのコメント本年9月のコーセーに続いて、新年を迎える前に、ポーラオルビスグループが動物実験を廃止するというニュースを皆さんと分かち合えることを喜ばしく思います!「2013年には資生堂とマンダムが動物実験廃止を決断し、2014年にコーセー、そしてポーラオルビスグループがその仲間入りを果たしました。美を追求する化粧品のために動物を犠牲にしないということが日本国内でもスタンダードになりつつあります。動物実験を続ける企業には弁解の余地は残されていません。一刻も早く、日本の化粧品業界全体が動物実験の廃止を決断することを望みます。」英断を下したポーラ・オルビスグループに対して感謝と応援のメッセージを送ってください株式会社ポーラ・オルビスホールディングス 〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 代表取締役社長 鈴木郷史様 電話:03-3563-5517 グループ企業一覧 http://www.po-holdings.co.jp/aboutus/list/index.html *「万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます」との但し書きがあります。輸入化粧品に対して動物実験の実施を課している中国への輸出の問題については「中国での動物実験についてのCFBの見解」をご覧ください。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous ArticleフランスのファッションデザイナーLolita LempickaがフォアグラにNO IGP認証のフォアグラ農場の実態を暴露。 Next Article鳥インフルエンザは消毒で解決したか? 2014/12/26