実験用の猿 熱湯をあび死亡!株式会社 新日本科学のアメリカ支社(SNBL U.S.A., Ltd.)にて、メスのマカクザルが檻に残っているにもかかわらず自動消毒洗浄機にかけられ、熱湯に20分間さらされ死亡。 事故だと主張しているが、このような゛事故"がたびたび起きているという。動物虐待として捜査が入りました。経緯2007年11月、アメリカ北西部、シアトル近郊にある日本の動物実験請負会社新日本科学(猿を使った新薬の前臨床試験の大手)のアメリカ法人Shin Nippon Biomedical Laboratories USA(SNBL USA) において、実験用の猿が熱傷死しました。 檻の中に1匹残っていた猿に気付かず、従業員がその檻を消毒用の薬品や、洗剤の混じった180digF(=摂氏82.2度)の熱湯の中に20分通し、猿を死なせてしまったというものです。死んだ猿の身体は硬く檻にへばりついていたそうです。 この事件はKIRO TVというワシントン州のテレビ局の潜入捜査によって今年の2月にスクープされ、明るみに出ました。 会社側はあくまで不幸な事故だったと主張していますが、この小型の猿は大変やかましく鳴く性質で、1匹でも檻に残っていることに気付かぬはずがないとも言われています。この件はアメリカ合衆国および州の動物虐待防止法に違反している疑いがあり、地元警察が捜査に入ったと報道されています。さらにこの実験施設では、既にやめた従業員達が、ここで故意や過失による猿の虐待(頭から床に落とすなど)が行われていたと証言し、アメリカ政府の報告でも、過去に、最低限の世話もなされないため多数の猿が衰弱や病気で亡くなったことがあるといっています。現在アメリカでは、動物保護団体や人道団体が多くの人からの抗議文を集約して、SNBL USAに送っています。また2月13日にはシアトルの日本領事館の前で、抗議デモが行われました。 意見を届けてください新日本科学に抗議をしてください。 info@snbl.co.jp 株式会社 新日本科学 〒104-0044東京都中央区明石町8-1聖路加タワー12階TEL:03-5565-5001FAX:03-5565-6160抗議文例----------------- 御社のアメリカ法人SNBL USAにおいて昨年11月に起きた、実験用の猿の熱傷死事件を知り、大変ショックを受けました。 この事件を告発したKIRO-TVでは、檻に取り残されたメスザルが約80度の熱湯に20分さらされ死亡したという今回の悲惨な事件だけでなく、御社では日常的に実験動物に対して残酷な扱いがなされていることを報じています。 この事件について抗議し、以下のことを求めます。・事件の真相を究明し、事件の責任者を解雇すること・事件の反省に努め、二度とこのような事態が起きないよう、従業員の教育、飼育環境の改善につとめること・その具体的処置および改善策を公表すること 「大切な「命」に畏敬の念を持ち続けよう」という企業理念をお持ちの企業として、今回の事件の責任と原因を追究するだけにとどまらず、さらなる動物の福祉の改善を行ってください。----------------- 情報源:http://www.kirotv.com/investigations/15216083/detail.htmlクリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article遺伝毒性試験(変異原性試験) Next Article殺処分方法に関するアンケート 2008 2007/12/13