とある商店街、酷暑の中、鳩が育てをしていました。鳩たちが選んだ場所は自動販売機の裏の壁との少し大きめの隙間。もともと崖などの隙間に巣を作ると言われるので正しい行動のようですが、自販機の熱とこの暑さの組み合わせでどれほど暑いだろうと思いますが、都会には安全な場所が少ないのでしょう。この鳩たちの巣が撤去されそうになったところを守ってくれた人たちが居ます。以下は今も見守りをしてくれている明子さんに聞いたお話です。東京メトロが商店街の持ち主なのてすが、最初、巣を撤去しようとしてたんです!雛がいる事自体、良くわかってなかったようですが、メトロに鳥獣保護法の話をし、雛が巣だつまでは巣を撤去しないで欲しいと交渉しました。すると、迅速に対応してくれ、巣だつまでは巣を撤去しない約束をしてくれました!また、今後、巣を撤去した後に再び同じ場所で巣作りをしないようにネットを張って入れないようにした方が良いとアドバイスしたところ、並びにある自販機のところには既にネットを張って下さいました。東京メトロの職員さんには、鳥獣保護法で、鳩の巣を勝手に撤去してはならないと法律の定めがある地球は、人間だけのものではない雛がいる間に巣を撤去するのは雛に死なせる事になるというお話をしただけですが、納得してくれました!メトロのお客様センターに電話を入れましたがそちらも迅速に対応して下さいましたし、保健所にも電話しました。今も巣立ちまで2羽の雛を見守っています。鳩は鳥獣保護法で守られている動物です。でも糞が汚いと嫌われることも多く、でも実際は人間にとっての被害というのがあるわけではありません。住処や命を奪うほどではないのです。皆さんの地域でも、同じように巣を撤去してしまおうという話が出るかもしれません。どうか勇気を出して、法律のこと、動物との共生の必要性、動物たちへの思いやりについて話をしてください。ところで、アニマルライツセンターのサンクチュアリにも鳩が共存しており、とくに子どもがやってきます。巣の場所は不明ですが、鶏のごはんをもらいに子供だけがやってくるのです。毎年子どもが来るということは増えているのでしょうが、やってくるのは1羽~2羽の子供だけです。まるで親が「大きくなるまでここで少しごはんをもらいなさい、でも自分で餌を見つけられるようになったら次の鳩に場所を譲りなさい」と教育しているかのように、毎年ルールが守られています。そんなルールが教えられるわけ無いなんて思わないでください。鳥たちは文化的伝達ということを行います。鳥は経験から学び、その情報を社会的に、特に親子間で伝達します。鳴き声や採餌法などは世代を超えて引き継がれる知識になり、地域ごとの文化的差異も生まれるのです。毎年同じ名前でハトコと呼ばれる鳩たちは、今も、鶏たちが食べ残したごはんを遠慮がちにつついて、少し離れた場所でのんびりしています。サンクチュアリ限定の”伝統”文化です。窓の外にいるコウモリは駆除してよいか? クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) Facebook クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X Share This Previous Articleオランダは動物にやさしい畜産”に完全移行する No Newer Articles 2025/08/08