動物虐待は身近に存在している。
動物虐待についてもう一度考えよう。そして周りに動物虐待とは何か広めよう。
意識なく動物虐待をしてしまっている人が多いです。
ご自宅やご近所の犬の飼育環境を見直そう。
動物虐待とは
動物虐待は2つに分かれます。
- 意図的虐待(やってはいけない行為を行う、行わせる)
- 殴る・蹴る・熱湯をかける・動物を闘わせる等・身体に外傷を生じる又は生じる恐れのある行為・暴力を加える
- 心理的抑圧・恐怖を与える
- 酷使など
- ネグレクト(やらなければならない行為をやらない)
- 健康管理をしないで放置
- 病気を放置
- 世話をしないで放置
飼育改善指導が必要な例
(虐待に該当する可能性、あるいは放置すれば虐待に該当すると考えられる例)
環境省http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/rule.html
一般家庭
- 餌が十分でなく栄養不良で骨が浮き上がって見えるほど痩せている(病気の場合は獣医師の治療を受けているか。高齢の場合はそれなりの世話が出来ているか)。
- 餌を数日入れ替えず、餌が腐っていたり、固まっていたりして、食べることができる状態ではない。
- 器が汚く、水入れには藻がついている。あるいは、水入れがなく、いつでも新鮮な水を飲みことができない(獣医療上制限されているときを除く)
- 長毛種の犬猫が手入れをされず、生活に支障が出るほど毛玉に覆われている。
- 爪が異常に伸びたまま放置されている。
- 繋ぎっぱなしで散歩にも連れて行かず、)犬の糞が犬の周りに何日分もたまり、糞尿の悪臭がする。
- 外飼いで鎖につながれるなど行動が制限され、かつ寒暑風雨雪等の厳しい天候から身を守る場所が確保できない様な状況で飼育されている。
- 狭いケージに閉じ込めっぱなしである。
- 飼育環境が不衛生。常時、糞尿、抜けた毛、食餌、缶詰の空やゴミがまわりにちらかっており、アンモニア臭などの悪臭がする。
- 病気や怪我をしているにもかかわらず、獣医師の治療を受けさせていない。
- リードが短すぎて、身体を横たえることができない。
- 首輪がきつすぎてノドが締めつけられている。
- しつけ、訓練と称するなどし、動物に対し殴る、蹴る等の暴力を与えたり、故意に動物に怪我をさせたりする。
- 事故等ではなく、人為的に与えられたと思われる傷が絶えない。
動物取扱業者等
- ケージが狭く、動物の排泄物と食餌が混在した状態で放置されている。動物が排泄物の上に寝ている。
- 常時水を置いていない。あるいは、水入れはあるが中に藻がついていたりして不潔である。
- 幼齢にもかかわらず、食餌を適切な回数与えず(例えば朝晩2回のみ等)、また、それを問題ないと説明している。
- 糞尿が堆積していたり、食餌の残渣が散らかっていたりして、清掃が行き届かず、建物内、ケージから悪臭がする。
- 動物の体が著しく汚れている。
- 病気や怪我をしているにもかかわらず、獣医師の治療を受けさせていない。
- 飼育環境が飼育している動物に適していない(温度・湿度の調整も含む)。例えば、西日が当たるなど建物内の温度が上昇した場合、あるいは、その逆で、冬季に低温となった場合に対応しない。
- 多頭飼育で、飼養環境が不衛生。常時、糞尿、抜けた毛、食餌、缶詰の空やゴミが周りにちらかっており、悪臭がする。
- ケージ内で動物を過密に飼育している。
- 店内の大音量の音楽、または過度の証明にさらされることにより動物が休息できない。
- しつけ、訓練と称するなどし、動物に対し殴る、蹴る等の暴力を与えたり、故意に動物を怪我をさせたりする。
- 体調不良、不健康な動物をふれあいや散歩体験等に使用する。
- 出産後、十分な期間(離乳し母体が回復するまでの間)を経ずに、また繁殖させる。
行動しよう
ネグレクト(=飼育放棄・飼い殺し)は周りが知っていてかわいそうだと思っても見てみぬふりをしてしまうケースが多いため、犬は飼い主からもご近所さんからも無視をされ放置されてしまっています。
今現在の飼育環境が上記の例に当てはまるようでしたら、どうか改善、または改善のための働きかけをお願いいたします。
飼い主に直接お話して改善が得られない場合には保健所、動物愛護センターへ連絡をして指導をお願いしてください。
通報先の全国の保健所や動物愛護センターの連絡先は、こちらの環境省のサイトからご確認ください。
また、保健所へ通報=犬の引取りや殺処分と言う事ではありません。
あくまでも最低限の飼育を飼い主へ促すために訪問してもらうことがが目的です。
※匿名の相談はアニマルライツセンターは受け付けまたは対応致しません。