「植物を食べさせよう!」 プラントベース食で子どもを育てる2つの理由

論文概要

 

子どもの食事を基本的にプラントベースにすることは親が相応に負うべき道徳的義務であり、本稿ではこうした立場を支持する2つの独立した論拠を提示する。

第一の論拠は、「動物に対する危害」に関するものである。畜産による危害が動物に与える甚大な苦しみは道徳的に間違っており、そのためこのような状況下で生産された製品の消費を避けることは道徳的義務である。道徳上の要請に従うことは最も優れた「経験則」であり、家庭で幼い子供たちにこれを教示することは親としての道徳的義務である。従って、子どもに与える食事は原則としてプラントベースであるべきである。

第2の論拠は「環境に及ぼす悪影響」に関するものである。動物性食品の消費に関連する環境フットプリントは大きなものである。各人には自らの環境フットプリントを削減する道徳的義務があり、動物性食品を大幅に減らさない限り環境フットプリントを大幅に減らすことは不可能である。従って、よりプラントベースの食習慣へ移行することは道徳的観点から必要なのである。

家庭において子どもたちが環境フットプリントを減らすのを支援し、将来的にこうした削減を義務付ける法律に従えるように備えさせることは親としての重要な責任である。従って、子どもには基本的にプラントベースの食事を与えるべきである。以上の論拠に対してはいくつかの反論が考えられるが、最後にこれらを取り上げ、こうした反論は成り立たないものであることを明らかにする。

 

原文タイトル:Let Them Eat Plants! Two Arguments for Raising Children on a (Predominantly) Plant-Based Diet

論文著者:

公開日: 2025/08/21 

論文URL:https://doi.org/10.1007/s11158-025-09728-9

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