循環器クリニックでヴィーガン食の受容度と遵守度を評価する指標の実用性

論文概要

 

背景:プラントベースのヴィーガン食(PBVD)では心代謝疾患のリスクマーカーが改善することから、一部の循環器専門医からは補助療法として推奨されている。食事パターンの遵守度に関する実用的な指標は診療に必要であり、また患者側の認識も考慮に入れる必要がある。

方法: 循環器クリニックを受診する患者の単群による混合研究デザインを採用し、PBVD の遵守度を評価する2種類の食事指標の実用性および PBVD の受容度について検証した。PBVDの遵守度は、動物性食品を控えていたかどうかの判定、および PBVD の質に関するスコア(PBVD-S)を用いて測定した。PBVD の受容度は、個別面接および受け入れやすさに関する質問票によって評価した。

結果: 20名の患者から食生活に関する評価データが得られた。8週間後の時点で、PBVDを完全に遵守していると判定されたのは55%(11名)であった。PBVD-Sの平均値はベースラインの時点で20.3 ± 8.7であったが、8週間後には38.9 ± 5.8に上昇した。PBVD を始めてから8週間後の時点では、ベースラインに比べて総コレステロール、BMI、体重、ウエスト周囲径の平均値は有意に減少していた(p < 0.001)。PBVD-S は特に食事指導とよく適合し、遵守度を評価しやすく、いずれも実用性の基準を満たしていた。PBVD の受け入れやすさについて、80%の患者が「中程度」または「極めて高い」と評価していた。

結論: PBVD-S は、循環器クリニックにおいてプラントベースのヴィーガン食の遵守度および食事の質を評価するうえで実用性の高い指標である。

 

原文タイトル:A Feasibility Assessment of Measuring Acceptance and Adherence to a Plant-Based (Vegan) Diet in a Cardiology Clinic

論文著者:L Smillie, M Minehan, C R Knight-Agarwal, Ahmad Farshid

公開日: 2026/08/07 

論文URL:https://doi.org/10.1002/clc.70438

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