大西洋沿岸のカナダ人におけるプラントベース代替シーフードの認識

Perceptions of plant-based fish among Atlantic Canadians

Mackenzie Gorman, Rachael Moss, Cassie Fisher, Sophie Knowles, Christopher Ritchie, Kaelyn Schindell, Matthew B. McSweeney

2023/03/29

https://doi.org/10.1111/1750-3841.16546

論文概要

 

欧米諸国では、植物由来の代替食品に対する需要が高まっている。新しいプラントベース代替食品の一つとしてプラントベース魚介類(plant-based fish and seafood, PBF)がある。本研究の目的は、PBFに対する個人の意見や見解を調査し、漁業への関わりが参加者の見方に及ぼす影響を評価することである。183人の参加者にPBFに対する認識について質問し、回答を求めた。

参加者は、PBFは環境にやさしいと考え、PBFを試すことに興味を示したが、PBFの味や食感については懸念を示した。参加者はPBFを試す可能性は高いが、普段の食事に加える可能性はそれほど高くなかった。本研究でPBFの利点を説明したメッセージを読んだ後には、PBFを試してみたい、PBFを普段の食事に加えたいという意欲が高まった。また、漁業に従事している人や、新しい食品に対する嫌悪感のスコアが高い人では、PBFが従来の魚介類製品と同じような味がすると考えられていなかった。

今後の研究では、さまざまな地域に住む個人の態度を調査し、PBFに触れた経験による、食品に対する消費者意識への影響を調べる必要がある。

 

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