光学センシング技術によるニワトリ胚の卵内雌雄鑑別 最近の進展に関するレビュー

論文概要

 

生後1日で雄のヒナを淘汰することに関しては倫理的および経済的な観点から問題とされてきた。ニワトリ胚の性別を卵内で鑑別する従来の手法では卵殻と内膜を開く必要があるが、こうした破壊的分析法は時間を要し非効率的である。このためニワトリ胚の性別を卵内で判定する手法として検討されてきたのが、非接触型の光学センシング技術である。

光学センシングでは、ニワトリ胚の性別を迅速に鑑別するうえで、従来の手法より高い処理能力をより高速で実現できる。本稿ではニワトリ胚の卵内性別判定に用いられる様々な光学センシング技術について、可視近赤外分光法、ハイパースペクトルイメージング、ラマン分光法・蛍光分光法・マシンビジョンなどについて包括的なレビューを行い、それぞれの長所と短所について考察する。

さらに、ニワトリ胚の卵内雌雄鑑別に利用される様々な検出アルゴリズムやモデルに関して最新の研究成果を概観する。以上のように、養鶏業および関連する研究分野で利用される光学センシング技術について、本稿ではその最新の状況を紹介する。

 

原文タイトル:A review of the recent advances for the in ovo sexing of chicken embryos using optical sensing techniques

論文著者:Chuanqi Xie, Wensheng Tang, Ce Yang

公開日: 2023/06/28 

論文URL:https://doi.org/10.1016/j.psj.2023.102906

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