慢性疾患の予防における植物性食品の活用 中国の成人コホートに関する縦断研究

論文概要

 

本研究では「中国健康栄養調査」に登録されたデータを使用し、高血圧・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病などの慢性疾患の予防するうえで8種類の植物性食品をどのように摂取するのが最適であるのかを検証した。経時的変化および性差の影響について、一般化推定方程式を用いて評価した。残差バランシングによる重み付けを用いて時間経過に伴う交絡因子の影響を統制し、制限付き3次スプラインモデルを用いて性別ごとの用量反応関係を分析した。

その結果、野菜や全粒穀物を多く摂取し、果物・キノコ類・海藻類を適度に摂取している場合、これら4つの慢性疾患の発症リスクがいずれも低下することが示唆された。さらに、男性では精製穀物を適度に摂取するとより効果が大きく、女性ではナッツ類や種子の摂取量を増やす必要がある。

本研究の結果は、慢性疾患の予防における植物性食品の効果が一様ではなく、こうした効果の大きさには性差があることを示唆している。

 

原文タイトル:Utilization of plant-based foods for effective prevention of chronic diseases: a longitudinal cohort study

論文著者:Jie Liang, Yanchao Wen, Jinzhu Yin, Guiming Zhu & Tong Wang

公開日: 2024/12/27 

論文URL:https://doi.org/10.1038/s41538-024-00362-y

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