慢性皮膚疾患のためのプラントベース食 地中海食に関するナラティブレビュー

論文概要

 

レビューの目的: 地中海式の食事パターンは、乾癬・にきび・化膿性汗腺炎などに対する従来の治療法を補完する手段となるが、このナラティブレビューでは、地中海食がもたらすこうした効果について概説する。これらの疾患に対しては統合的アプローチが重要となるが、その中でも食事療法は包括的なケアにおいて極めて重要な要素となる。

最近の知見: 乾癬・ニキビ・化膿性汗腺炎は免疫系が関与する慢性疾患で、全身性の炎症を特徴とし、遺伝と環境による要因がその発症に関わっている。地中海食は全粒穀物やエキストラバージンオリーブオイル、野菜、豆類、果物、ナッツ類を豊富に含むが、こうしたプラントベース食品には抗酸化作用や抗炎症作用があり、上記の皮膚疾患における重症度を軽減する作用があることが知られている。

地中海食はまた、体重を管理する上でも有効であり、これらの疾患と密接に関わる代謝系・心血管系の危険因子にも好影響を与える。食事指導はこれらの皮膚疾患を管理する上で重要な役割を担っているが、地中海食に関してこれは特に重要であり、非薬物療法における重要な選択肢として患者の予後にも影響を及ぼすことになる。このレビューでは栄養学的観点から、慢性の炎症性皮膚疾患に対して推奨される方針を具体的に提示する。

 

原文タイトル:Plant-Based Foods for Chronic Skin Diseases: A Focus on the Mediterranean Diet

論文著者:Giuseppe Annunziata, Ludovica Verde, Alexander Zink, Giovanna Muscogiuri, Cristina Albanesi, Alessia Paganelli, Luigi Barrea, Emanuele Scala

公開日: 2025/03/06 

論文URL:https://doi.org/10.1007/s13668-025-00632-5

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