世界一健康的ともいわれる日本食から日本人が離れつつあるのは、歴史上ごく最近のことです。 また、人間という動物自体、ナチュラルには熊に近いと言われている雑食性の動物ですが、それが肉食性に傾きつつあるのは事実です。私たちの会は厳格なベジタリアン(ヴィーガンまたはビーガン)になることを会員に強制しているわけではありませんが、増えすぎた人間がさらに肉食に傾いていくことは、自然界のバランスを崩し、他の動物が自然に生きる権利を侵害していることは明らかな事実です。 また、家畜と呼ばれる動物が現在どのような状況で飼育され、殺されているのかを多くの人は知りません。 欧米圏または日本でも倫理的理由からヴィーガンになるという選択は、決して珍しいものではなくなっています。 動物実験擁護者や動物の権利への反対者などの中には、「動物を食べているのだから、動物実験等にも反対できないではないか」、という言い方をする人がいます。 また、このように攻められると、動物の現状に心を痛める人の中でも、「自分は動物を食べているから、動物の他の非倫理的な扱われ方にも強く抗議できない」と考え始める場合があります。しかし、動物を食べるから動物をどう利用しようといいのだというオール or ナッシングの考え方ではなく、自らの意思でより犠牲の少ないライフスタイルを選択するべきだと思います。 今も苦しんでいる動物にとって、個人のこだわりよりも一歩の行動(実践)のほうがより大きな意味を持つのです。Share This Previous Articleアニマルライツセンターのスタッフは、何を食べているのですか? Next Article動物園・水族館はなぜいけないのですか? 2019/04/02