報道によるとアメリカ合衆国ユタ州のミンク農場が新型コロナウイルスの影響で操業を停止しました。これは毛皮の輸出先である中国への輸出ができなくなったためであると言います。ユタ州は米国で2番めに多くのミンク農場を持つ州であり、全体では23週に275農場も残っているとのことです。しかしユタ州では20年前と比べるとその数は半減、衰退しつつある産業であることは間違いがありません。ミンクは当初から中国ではCOVID-19の中間宿主であることを疑われてきており、いまだにその可能性を排除していません。北京大学の1月に発表された研究*1でもそのことが報告されています。であるにも関わらず、国際的なニュースは常に中間宿主の可能性をセンザンコウと蛇と報道し続けました。中国よりもよほど情報が制限されているように感じます。オランダではミンク農場のミンクがCOVID-19に感染しています。同じコロナウイルスによる感染爆発であったSARSも中間宿主として毛皮動物であるタヌキ(ラクーンドッグ)が指摘されています。実際にハクビシンとともに感染していたことが分かっています。アメリカのミンク農場が感染を爆発させる前に操業を停止したことは運が良かったと見るべきでしょう。そして次のパンデミックを自分たちで引き起こさないために、永遠に操業を停止すべきです。もちろん、あなたの消費が原因でパンデミックを引き起こさないように、動物性の素材を含む衣類を、あなたは購入するのをやめたほうがよいでしょう。*1 https://www.researchgate.net/publication/338821819_Host_and_infectivity_prediction_of_Wuhan_2019_novel_coronavirus_using_deep_learning_algorithmクリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article2020年「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」の交付基準 アニマルウェルフェアはほんのわずか追加 Next Articleバタリーケージは、サルモネラ汚染が高い 2020/05/08