ウールの超残虐な実態が、世界中でつぎつぎと明らかになっている。 大量生産、大量消費の今の時代において、もはや、倫理的なウール、倫理的な動物性素材はないと言える。PETA Asiaは世界中で調査を行っており、調査した農場数は96箇所にも及ぶ。たとえ認証を受けていたとしても、信頼できないのだ。ミュールジングだけではない、全てが暴力に満ちている。英国のウール業界の従業員たちが羊たちを叩いたり、踏みつけたり、足蹴にしたり、切りつけたり、投げ飛ばしていることを明らかにした実情調査に続き、新たな 調査により、これと同類の残虐行為がスコットランドの毛刈り業界でも発見された。目撃者は、訪問したスコットランドの24ヶ所の飼育場の全てで残虐行為を目撃した。飼育員と毛刈り作業員たちは、おとなしい羊たちの顔を殴打し、足蹴にしたこの最新の映像に見られるように、スコットランドの従業員たちはおとなしい羊たちの顔を殴り、頭を地面に叩きつけ、叩いたり蹴りつけ、毛刈り用トレーラーの上から投げ飛ばした。羊たちがパニック状態になると(被食動物である羊は押さえつけることを恐れる)、毛刈り作業員たちは羊たちを踏みつけ、上に乗っかり、首や腹の上にひざでのしかかった。速くて乱暴な毛刈りにより多くの羊たちが流血するままに放置される毛刈り作業員たちは時間給ではなく、出来高払いである。そのため、速く暴力的に羊たちを処理することが助長され、大きく深い切り傷ができる結果を招いている。目撃者は、従業員たちが大きく開いた血まみれの傷を針と糸で縫い上げる前に、痛み止めを与えたところを一度も見たことがないという。同様に、流血を伴う鼓脹症や乳腺炎(痛みを伴う乳房の感染症)にかかった羊たちに獣医的介護を行ったところも、まったく見たことがないという。ビデオ映像の中では、乳腺炎に苦しむ羊たちが立ち上がることもできない様子が映し出されている。従業員の一人が、その羊はやがて射殺されるだろうと言っていた。羊たちは毛刈り中、ぐったりとしており、死んでいった何頭かの羊たちは、毛刈りの間、ぐったりとしていた。従業員たちはそのような羊たちをトレーラーから引きずり降ろし、死んでいくがままに放置した。目撃者は、そのような羊たちのうちの一頭が、毛刈り直後に死亡したのを目撃した。ある飼育場では、ある飼育員が死にかけた様子の羊を足を持って引きずり回し、数メートルの距離に渡って、固くごつごつした地面の上を頭が上下に跳ね回るままにしていた。別の毛刈り作業員は、死にかけた羊を毛刈り台の上からぶら下げ、手すりに立て掛けるように置いた。その羊はそこでけいれんを起こし、間もなく死んでしまった。英国であれ、どこであれ、羊たちにとっては少しもよくなってはいない。買わないことがあなたにできること調査された全ての場所で、同じような心をかき乱すような行為が目撃された。これまでに9回に渡る暴露により、4つの大陸にある96カ所のウール業者の実情を公表してきた。含まれる地域は、オーストラリア、北アメリカ、および南アメリカで、羊たちは叩かれ、足蹴にされ、切りつけられ、鋭い金属の毛狩りばさみで顔を突き刺され、子羊たちは生きたまま皮をはがされることすらあった。簡単なことだ: 生産地がどこであろうと、また「エシカル」や「責任ある供給元」といった主張がラベルについていたとしても、全てのウール製品は、数百万頭のおとなしい羊と子羊たちの極度の苦しみと死と暴力を意味する。あなたはこの虐待を止める手助けができる:ウールに No と言おうウールを捨て去ることを誓おうhttps://www.petaasia.com/features/scotland-wool-industry/クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article日本の母豚の一生-振り返ることもできない檻に収容され続ける Next Article「国産鶏肉」が産まれてから屠殺されるまで 2020/11/06