2018年10月30日、ポルトガル議会は野生動物をサーカスで使用することを2024年から禁止する決定をした。 もともとポルトガルは大型類人猿をサーカスで使用することを禁止しており、またCITES記載種の収集と繁殖を制限禁止していたが、今回の決定により1000以上の動物種の使用が禁止される。アンドレ・シルヴァ議員は以下のように述べている。より大きな檻、より厳格なルール、より厳しいコントロールは、単に人形のように見立てられ尊厳を奪われた動物の問題に対する解決策ではないことに、議会はついに気がついたのです。 https://phys.org/news/2018-10-portugal-wild-circus-animals.html2024年までに動物をポルトガルや海外の野生動物保護施設に移すことができ、また2024年の前までに動物を引き渡すことに同意した業者には別の職業に移行するための援助があるという。日本との違いに愕然とする。 野生動物を使役し見世物にすることを明らかに悪いことであると指摘し、一刻も早く動物を開放させる手立てまで、法律で打っているのだ。日本はどうか日本は未だに動物サーカスの後援に教育機関が携わり、恥ずかしげもなく企業が協力をする。 自分たちがよってたかって野生動物たちの尊厳を奪い去り、奴隷にし、ショーの最中だけでなく移動するときも、寝るときも、ご飯を食べるときも、一生動物たちを苦しめ続けていることに、気がついていすらいない。 力で相手を檻に閉じ込め、ムチで言うことを聞かせる姿を子どもたちに見せ、大人たちが満足している社会。 そんな社会に待つ未来は、力でねじ伏せ、もしくはねじ伏せられ、暴力が蔓延する社会だ。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article搾乳牛と子牛のつなぎ飼い せめて群れ飼育へ Next Article採卵鶏(廃鶏)の長時間調査結果:放置改善せず! 2018/11/14