Happy(ハッピー)と名付けられた象は1971年にアジアの自然の中で生まれたが、赤ちゃんのうちに捕らえられ、アメリカに売られて以来ずっと監禁されている。2018年、人間以外の動物の権利の確保に特化した公民権団体 Nonhuman Rights Project は、Happyに代わって人身保護請求の申し立てをした。その結果、遂に今年の5月4日、アメリカでも影響力のあるニューヨーク控訴裁判所が、ハッピーの訴訟を審理することに同意した。1このように人間以外の動物の人身保護請求についての裁判が許可されるのは英語圏の国では史上初めてだ。2カバー写真:Anthony22パキスタンでは象の救助に成功象に関連して先月、アメリカの歌手 Cher(シェール)が象の救助を手伝ったことについてのドキュメンタリーが公開された。シェールは「ポップの女神」ともよく呼ばれる有名な歌手だ。2015年、彼女はパキスタンのイスラマバード動物園で酷い状態に監禁されているKaavan(カーヴァン)象について知ったそうだ。2017年には野生動物の保護に関わっていたCowne氏と共に、捕らわれた動物の福祉を促進するための財団 Free the Wild を設立した。その後2020年、パキスタンの弁護士の働きかけの結果、イスラマバード高等裁判所はカーヴァンを解放することを命令、更に動物園全体を閉鎖するよう命じた。3シェールはカーヴァンをカンボジアの野生動物サンクチュアリに送ることを手伝った。このように特に著名な方が行動し、それをドキュメンタリーなどで広めることによって、多くの人々が動物園の残酷さや他の動物の扱いについて考えさせられるのであろう。1. https://www.nonhumanrights.org/client-happy/2. https://www.nonhumanrights.org/blog/appeal-granted-in-landmark-elephant-rights-case/3. https://www.smithsonianmag.com/science-nature/how-cher-helped-rescue-worlds-loneliest-elephant-180977562/クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article卵も代替の時代へ キユーピーも植物性卵。 Next Articleイスラエル、毛皮販売を禁止:国としては世界初! 2021/06/11