みなさんは癒しや娯楽を求めて水族館に行くかもしれません。 しかし、人間の一時の娯楽や癒しのために魚やイルカや海の生き物を野生から生け捕りにして、水槽に監禁する水族館は、生き物のストレス、病気、死亡という大きな代償を伴います。人工の照明と空調の、人工的な空間に閉じ込められ、太陽のリズムのない生活を強いられている海の動物たち。 明るくなるのも暗くなるのも、営業時間の間の、人間が操作する照明次第。 もしも外の風景も空気も知らず、陽が昇るのも沈むのも、いつ夜になったかのかもわからない生活になったらどう思いますか?隠れるところもなく、ギラギラと明るすぎる照明から逃れるように、水槽の隅に身を寄せる魚たち。 逃れたくても逃れるための影のない水槽もあります。 狭すぎる水槽から逃れたいけれどどうすれば良いのかわからず、出口を求めてぐるぐると同じところを回っている生きものたちがほとんどで、ストレスから異常行動も引き起こします。家族で子育てをするのに、母と子でぐるぐると泳ぐしかないイルカの親子。オットセイやセイウチは繁殖期になるとオスを中心とした大きな群れをつくります。 しかし、水族館ではわずか数頭や単独で飼育されています。ウミガメは広大な海を何千キロと回遊し、7000キロを移動した例もあります。 しかし水槽では波の変化も、潮の流れを感じることもできません。生態の紹介といいながら、本来の生態とはかけ離れた環境で飼われているのです。あなたが水族館をあとにして「楽しかったね」と会話をしている間、動物たちは同じところに閉じ込められたまま、どこにも行くことができません。 人間はいつでも海水浴やサーフィンを楽しむことができるのに、水族館にいる海の生き物たちは海に戻ることができないのです。正しい選択を・トレーナーがイルカの口や背中に乗り、イルカを物として扱うイルカショーにいかないでください。 ・アシカに逆立ちをさせるアシカショーにいかないでください。 ・動物に不自然なポーズ取らせる記念撮影にお金を払わないでください。 ・動物たちの本能と、野生としての生き方を、どうか尊重してください。あなたの選択で動物たちを苦しみから救うことができるのです。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Articleヴィーガンが市民運動の手を離れる時。拡大するヴィーガン Next Article城山公園のおさるさんが泣いています:キバタンは別施設へ、猿はそのまま 2019/09/03