千葉県館山市にある城山公園に取り残されているニホンザル、昨年から改善が始まって、さらに改善が進んでいます。元々の飼育がより劣悪だった母猿のランちゃんは2022年に場所を移され、これまでなかった地面と、小屋、遊ぶ場、広めの空間を得ることができました。残されたのは娘の猿のジョーちゃん。こちらも先日理事が見に行ったところ、改善が進んでいました。これまでのエリアに追加のエリアが足されていたのです。奥にある高い位置にある檻が新たに拡張されたエリアで、中には天井から吊り下げられたボールも見えますし、止まり木も見えます。このエリアは客からは離れており、純粋にジョーちゃんのために拡張してくれたエリアだということがわかります。またもともとは首輪がつけられており痛々しかったのですがが、その首輪も外してくださったそうです。まだ孤独な状態に置かれていますが、現在ランちゃんとジョーちゃんを一緒にできないかとも考え始めてくれているそう。これらの改善は、この城山公園の管理を委託されている管理会社のはからいと、飼育の現場の方々の努力によって行われました。管理会社の課題意識と行動に感謝します。もちろんその改善を良いものとして許可してくれている館山市も、この取り残されたサルたちに対する責任を果たしてくれたものと評価できるものです。他の市町村がなかなか改善に踏み切らない中、館山市と管理会社の素晴らしさが際立ちます。ランちゃんも元気に地面を歩いていますよ!地面を歩くことが30年近くできなかったなんて、、、今思いかえしても、ありえない状況でした・・・クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Articleフクロウカフェに言及した『日本の死角』 (講談社現代新書)のご紹介 Next Articleファクトチェック:国会参考人答弁の”霜降り牛にアニマルウェルフェアの問題がない”は誤り 2023/05/30