2025年8月17日のTBSひるおびにて、動物を軽視する場面があり、アニマルライツセンターから抗議の意見を送りました。番組内で、ある小売店オーナーが「豚が暑さに慣れて出荷量が戻ってきた」と説明したところ、「豚って暑さになれるんですねー」とスタジオが爆笑。さらに話題は卵の高値に移り、キャスターは「鶏は暑さに慣れないんですか?」と、笑いながら小売店オーナーに聞き、スタジオがさらに大爆笑するという場面がありました。考えてみてください。肉や卵の生産量があからさまに下がる暑さというのが、動物にどれほどの苦しみを与えているのかを・・・とくに鶏にはなんの配慮もなく、だからこそ暑さに慣れられないのです。鶏は一つの鶏舎だけで1日で100~200羽死ぬ日もあります。6月から鶏舎は30度を超え、35度を上回る日が続き、夏が終わりに差し掛かる頃には体力を使い果たし死亡が継続します。ぎゅうぎゅう詰めのケージの中、逃げ場はありません。暑い中、他の動物と密着させられていれば、より暑さは増します。鶏は暑いときは羽を浮かせ脇部分を空気にさらしますが、そのスペースもないのがケージ飼育です。ただただ口を開けて苦しそうに息をし続けるしか方法はありません。この苦しみを、ひるおびのスタジオはおもしろがって笑いに変えました。とうてい許容できません。TBSは放送事業者として電波法に基づいてテレビ番組を流しています。電波法は公共の福祉を目的とした法律です。さらにTBSは大企業のひとつであり、社会的責任はそれだけ大きいということです。笑いを取って面白ければ何でもいいという時代も数十年前にはあったのかもしれませんが、今は違います。この時代に、動物の苦しみを軽視し、食のために命を奪われる動物たちへの配慮どころか感謝すらないテレビ局は問題が大きいと感じます。みなさんからも動物を軽視するシーンを見かけたときには、意見を送ってください。当事者は外部からの指摘がない限り気が付かないものです(それでは本来企業としてだめなのですが・・・)。皆さんの意見が必要です。アニマルライツセンターから送った意見本日のひるおびにて、豚や鶏が暑さに負けて生産量が落ちていることについて取り上げておられましが、豚が暑さに慣れたという小売店の発言に対しスタジオが爆笑し、さらに鶏は暑さに慣れないのかとまた爆笑されていました。 この酷暑により、採卵鶏は1つの鶏舎だけでも1日で100羽200羽が死ぬこともあります。暑さに疲れ夏後半は死亡が増加します。人間のようにクーラーなどはなく、狭くギュウギュウ詰めの中で鶏たちは必死にあえぐように呼吸し、力尽きて死んでいっています。換気はあれど、外気も暑く、また一つ一つ区切られたケージの中にその換気した気流はなく空気は滞留しています。一切逃れられない暑さで死ぬことがどれほど苦しいか想像せず、面白がる状況は非人道的であり生き物の尊厳を無視したものです。アニマルウェルフェアは今は重要視される時代になっており、このような残酷さを助長する番組は、マスメディアとしての社会的責任を無視したものです。公共電波を使うメディアであり、大企業であることの責任の重さを自覚していただき、以後、このような不謹慎なことが無いよう、倫理規定の見直しをお願いします。ご回答をお待ちしています。 クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) Facebook クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X Share This Previous Articleスターバックスコーヒーの世界戦略と日本のケージフリー No Newer Articles 2025/08/18