孵化して産まれたばかりの卵用のひよこを、オスとメスに仕分け、オスを殺し、メスを卵用に出荷するのが孵化場。肉用のひよこも、成長速度が異なるためにオスとメスを分けて飼育する場合があり、肉用のひよこもオスとメスに仕分けられることもある。その孵化場でオスとメスを仕分けているのが初生雛鑑別師=ひよこ鑑定士だ。「初生高等鑑別師」という資格をするための養成学校が存在する。その養成学校に行く人数は多くはないものの、入学すれば、一人の講習生が2万800頭ものひよこを実習に使うことになる。講習性が5人いれば10万頭を超える犠牲が生まれる。25歳以下の若者たちはこの実態を知らないまま、入学することになる。養成所での経験によるPTSDに苦しんだ講習生からの内部告発により、実態が明らかになった。詳細はこちらから卵のもうひとつの犠牲:雌雄鑑別の学校講習生が見た養成学校の様子お腹が裂け腸が出ていても放置なんども鑑別の練習に使われたため、お腹が裂けてしまい腸が出ている状態で歩いている初生ひなが放置されていた。命への配慮なし男性の講師も女性の講師も、笑いながらボロボロになり弱ったひよこたちを殺していたこともある。その光景は恐怖そのものだ。箱の中は地獄ひよこたちは絶水絶食で狭い箱に押し込められ、その箱は積み重ねて置かれていた。弱って死んでしまったひよこも、ボロボロの状態のひよこも入れられていた。首がもげたひよこを笑うひよこの首を机に叩きつけ、死んだひよこのお腹を親指の爪を使って開き観察する作業がある。机に叩きつけたときの衝撃でひよこの首が取れてしまったのを笑いながら作業をしていた講習生もいた。この解剖、そもそも不要だ。肛門や羽で鑑別できなかった場合、解剖して腸の横にある臓器の形を見るのだという。だが、生きたひよこを必要としているのであって、殺してまで鑑別する必要性はない。 1人あたり50~100羽ものひよこを殺してお腹を開く鑑別方法の練習は”不必要な苦痛”そのものだ。生きたままゴミにだされる週に一度、ひよこは殺処分されゴミに出された。学生たちが袋にひよこを入れ、講師が二酸化炭素を注入し、縛ってゴミに出す。ガスの注入が不十分で袋の中ではひよこたちはまだ生きていて、口を何度も開き、苦しんでいた。この犠牲、卵と鶏肉を食べる人は加担させられていますこの犠牲、なくそう。海外で実用化している卵の段階でオスメスを仕分ける方法を実用化させるために、農林水産省の支援が必要です。導入のための補助金を出したり、すでにある技術を実用化できるよう業界を促す力を持っています。>> 農林水産省への意見はこのフォームからアニマルウェルフェアの流れをつよくすることで、初生雛鑑別師の職業は自ずと消えていきます。しかし、日本には今、アニマルウェルフェアに配慮された卵や鶏肉はほとんどありません。食べない。これが今私たちにできることです。>> 植物性のレシピやお店を調べよう!Hachidoryクリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article2024年生協とアニマルウェルフェア Next Article初生雛の福祉の確保及び使用数の削減の要望及び質問書を送付 2025/01/04