「持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)に 関する意見」のパブリックコメントの募集が行われています。SDGsの目標を達成することがかなり難しい状況になっている今、より加速し、さらに効果を高める取り組みをする必要があります。一方、目標の多くにはアニマルウェルフェアが関わっており、ここが日本政府の施策からは抜け落ちています。アニマルライツセンターからは以下の文章を提出しました。みなさまからも、アニマルウェルフェアへの取り組みを、持続可能性を高めるためにも行うべきである旨を意見してください。https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&Mode=0&id=350000220 から意見をしてくださいアニマルライツセンターからの意見 VNR案には「環境保全」や「人権擁護」に関する記述はありますが、これらを含むエシカル消費の三大目的の一つである、「動物の命の尊厳」に関する施策であるアニマルウェルフェアがまったく入っておらず、問題であると考えます。2022年3月2日、国連環境計画(UNEP)が主催する第5回国連環境総会(UNEA)で、決議「アニマルウェルフェア・環境・持続可能な開発の繋がり」が採択されています。本総会のテーマは「持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための自然のための行動の強化」でした。それに向けて、ガーナ政府は他の6つの国連加盟国と共に、このアニマルウェルフェアの決議案を提出しており、世界中の動物保護団体が各国に賛同を求めていました。結果として日本を含めた193ヵ国すべてが賛成しました。アニマルウェルフェアに焦点を当てた決議案が国連で採択されるのは、これが初めてです。決議案の主な内容は以下の通りです。生物多様性の喪失を食い止め、生態系を回復し、気候変動を緩和し、汚染を防ぎ、新たな人獣共通感染症のリスクを低減し、持続可能かつ農業生態系を保護する食糧システムと持続可能な開発へ移行するという意図を踏まえて、野生動物やその他人間以外の動物を保護し、生息地を保護し、動物福祉の要件を満たすよう加盟国に求める 。アニマルウェルフェア・環境・持続可能な開発の繋がりについての報告書を作成するよう事務局長に要請する。この決議の実施について第6回総会(2024年)で環境会議に報告するよう事務局長に要請する。この決議案の概念についてのコンセプトノートには、「動物の搾取と非人道的な利用が、生物多様性の喪失、気候変動、汚染という3つの環境危機、および現在の世界的な新型コロナウイルス感染症のようなパンデミックの出現の主要要因であること」が概説されている。 「動物の福祉に悪影響を与える人間の行動」がこのような危機の主な要因に含まれるため、「更に、アニマルウェルフェアの改善が自然環境に直接的に貢献し、SDGsを達成するための私たち全員の取り組みを強化できることは、増えつつある科学と経験によって示されている」と指摘されています。 以上より、本VNR案にアニマルウェルフェア推進の記述が何もないことは、日本が本分野において何も関心がなく、行動していないかのような印象を世界中に発信することになります。よって、関連文章の挿入を求めます。SDGsの各目標とアニマルウェルフェアの関係は下記に記述しています。https://www.hopeforanimals.org/environment/クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article母豚のストールフリーは生産者と小売業者のタッグから始まった Next Articleアニマルライツチャンネルvol63[ワンウェルフェア:人と動物の連続性] 2025/04/04