2019年9月14日 盛岡市 いわて県民情報交流センターアイーナにて「スーパーの卵はどこからやってくるの?日本の畜産動物たちの現状」の勉強会が参加者16名で開催されました。 盛岡クロステラス前では、パネル展・チラシ配りを行い、勉強会終了後は「おやさい食堂カラコマ」でお食事会をしました。内容については、アニマルライツは哲学、アニマルウェルフェアは科学ということから始まり、畜産動物の誕生から死を迎えるまでの劣悪な環境での動物たちの痛み、恐怖、苦しみと今後の目標についてお話されました。アニマルライツセンターの掲げるアニマルウェルフェアの目指す形 ・好きな動物だけを守ればよいという考えをやめよう。 ・動物の数が多くあまりにも酷いと思われるところから、しっかりと改善していける社会。 ・スーパーの陳列は、ケージフリーだけ、放牧の肉、放牧牛乳が大半を占めるように。 ・企業と国のあり方と消費者の認知度をあげる。私自身、アニマルウェルフェア認知が低い事にも気づきました。講師の岡田千尋さんの聞きやすく分かりやすいお話は、参加者全員の心に伝わり心動かされたと思います。青森、仙台からもご参加いただき、多くの質問と意見が交わされ、初参加、初対面とは思えない熱意ある勉強会でした。また、同じ考えを持つ仲間との出会いは地方の者にとって、とても貴重で今後の活動に大変有意義なことであると思います。最後に、今回参加した私の夫(肉を食べる側)の声を少し書かせていただきます。 「肉を食べる側を全否定の勉強会であったら反発する人もいたと思うが、食べる側にとっても受け入れやすい内容であった」 「肉消費を減らすに為の生産者、関連業者、小売業への代替案をアニマルライツセンターとしてどう考えるのか。岡田千尋さんならどう答えたであろうか」 勉強会終了後の夫との会話ですが、私にはとても重要な事に感じられました。 相手の立場に立って考える、そして伝え方は最重要である。 私達が変えようとしていることは、とてつもなく複雑で大きな問題である。 本当に、いろいろ考えさせられる勉強会でした。「かわいそうだから助けたい」ごく自然な感情なのに、今の社会で受け入れてもらうのは簡単ではない。 悔しい思いや悲しい思いは、活動するエネルギーに変えていきましょう! 岩手勉強会で、自分が少し成長し、今後どうすべきかが定まった思いです。報告:アニマルライツセンター会員 今泉 邦江クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article命を扱う畜産農家は災害への準備はできているのか Next Articleユニクロ、再生ダウンへの取り組みを開始 2019/09/24