乳牛の跛行は「病気」ではなく「虐待」

乳牛にもっとも激しい苦痛を与える病気と言われているのが、跛行です。 跛行(はこう)とは足を痛め、ひきずって歩くことです。 跛行は、乳房炎、繁殖障害とともに乳牛の三大疾病の一つとされています。 酪農の大規模化と「品種改良」…

アカネの一生
現代ビジネスに寄稿した記事で取り上げた乳牛として使役され、苦しみの中で2019年に一生を終えたアカネの一生を紹介します。 アカネは近隣の農場で生まれ、生まれて2ヶ月後、死ぬまで過ごすことになる農場に売られてきました。 す…
「品種改良」で苦しむ乳牛たち。乳量の増加と共に病気も増加

増え続ける乳量 今日、日本の乳牛が1頭あたり何キロの乳を出すか、ご存知でしょうか? 2018年の1頭あたり年間乳量は8,636kg(農林水産省牛乳乳製品統計調査参照) この数字が多いのか少ないのか、ピンとこない人もいると…

多くの問題を抱える「乳牛のつなぎ飼い」

あなたの飲んでいる牛乳は健康な牛から絞られたものでしょうか? 牛乳を搾られている牛がどのような方法で飼われているのか想像してみたとき、牛たちが放牧されていると考えている人が多いのではないでしょうか。しかし、日本では約7割…

除角のオルタナティブ – 生まれつき角を持たない牛

除角とは 日本の多くの肉牛、乳牛たちには角がありません。牛はもともと角を持った動物ですが、他の牛たちや従業員を傷つけてしまうのを防ぐために、多くの牛には「除角(じょかく)」という角を取り除くための処置が行われています。 …

大阪勉強会レポ:「動物愛護法改正」&「牛乳と卵」

大阪で2回の勉強会を行いました。ギリギリの告知にもかかわらず多くの方に参加いただき、また有意義であったという感想もいただきました。引き続き企画してまいりますので、その際にはぜひ参加してください。 アニマルライツセンターは…

アニマルライツでGO!漫画で伝える牛たちからのメッセージ

ベジ漫画Natsumiさんがアニマルライツセンターの会報ARC NEWSのために描き下ろしてくれている4コマ漫画です。 第3段、乳牛についての漫画を公開! ※使用する際は、下のURLと認定NPO法人アニマルライツセンター…

搾乳牛と子牛のつなぎ飼い せめて群れ飼育へ

約7割の農家で用いられているつなぎ飼い。牛たちは自由に歩き回る自由が奪われている。子牛たちも

放牧のイラストに規制(「飲用乳の表示に関する公正競争規約及び同施行規則」一部変更)

放牧牛乳であるかのような牛乳パッケージ。消費者に優良誤認させるこのような表示が少しだけ規制されることになりました。

畜産従業員の見た、除角による牛の死亡

今年の初めごろ、ある畜産施設の従業員から情報提供がありました。 除角により、牛が死んでしまったというものです。

乳牛の尾の切断

ゴムリングで血流を止め、尻尾を落下させるなどといった方法で乳牛の尾を切断している酪農場があります。

モー信じられない!牛乳のウソ&ホント

1:牛って一年中お乳が出るんじゃないの? いいえ。 牛は私たちと同じ哺乳動物だから、妊娠と出産をしないとお乳は出ません。お乳を出し続けるために、牛は産後2ヶ月程度で人工授精させられ、妊娠しながらお乳を絞られているのです。…

牛の本来の生態を知ろう

牛の自然な姿、知っていますか? 牛たちは牛独自の社会構造を持ちながら、集団で生活します。 序列は作られず、比較的平等な社会構造を作ります。 毎日6時間以上餌を食べ、8時間以上反すう(食べ物を胃の中のものを戻して口の中で喰…

ブレンディの種差別CM

私たちの周囲には、存在しながら隠れている”差別”がたくさんある。 それらの差別は、長い間続いてきた偏見と恣意的な態度の結果であり、あまりに長い間、当然のごとく続いたため、多くの人はそこに差別が存在することに気が付かない。…

2015年6月「アニマルウェルフェアと乳用牛生産システム」のOIEコード採択

2015年6月「アニマルウェルフェアと乳用牛生産システム」国際基準が採択されました

ミルクを生産するために使われる牛たち

乳用の牛とは まずはじめに、人間と同じで、牛も子供を産まなければ乳は出ません。勘違いされている人もいますが「乳牛」という種類の牛がいるわけではないのです。人為的に妊娠させられることによって牛は乳を出すようになります。 人…