アニマルライツセンターも参画している一般社団法人日本エシカル推進協議会は、エシカルの課題を網羅した”JEIエシカル基準”を公開しました。
このエシカル基準は以下の8つの大項目で構成されています。
- ⾃然環境を守っている
- ⼈権を尊重している
- 消費者を尊重している
- 動物の福祉・権利を守っている
- 製品・サービスの情報開⽰をしている
- 事業を⾏っている地域社会に配慮・貢献している
- 適正な経営を⾏っている
- サプライヤーやステークホルダーと積極的に協働している
この中の [4.動物の福祉・権利を守っている] の中には以下の基準が含まれています。
- 4.1 適正な生産過程を経た畜産物・水産物を利用している
- 4.2 畜産物・水産物を持続可能な資源量の範囲で利用している
- 4.3 動物実験を行わない(医薬分野を除く)
- 4.4 取引が制限されている動物および身体の一部の売買や利用は行わない
- 4.5 動物性原材料の使用を避けている(ファッション)
- 4.6 生きた動物の売買・展示等での利用を避けている
このエシカル基準は、主に中小企業向けに活用してほしいという思いで作られており、8つの項目のすべてが完璧でなくとも、それぞれを網羅しようという努力を推奨しています。
まずは目指すべきレベルは各基準の中の「A」、さらに国際的にも先進的なレベルを目指す場合は「S」となっています。
それぞれ自主チェックを行い、求められた場合にはエビデンスを開⽰する必要があります。
ぜひあなたが所属する会社、自治体、学校に、エシカル基準の活用を促してみてください。