2017年、今年も7月~8月にかけて、動物を使用したボリショイサーカスが来日しています。
全国6カ所で行われる公演にはそれぞれ、新聞社、放送会社、市や県、教育委員会などが主催・後援についています。
どの公演もその会場のある県や市の教育委員会が後援しており、動物サーカスが教育に寄与するかのようなイメージを作っています。
これらの公的な機関がボリショイサーカスを後援しているのは、毎年チケットが自治体に寄贈されていることが大きいと思われます。たとえば、
2017年6月1日(東京新聞)子どもに感動を ボリショイサーカス、流山市通じ招待券
2017年7月14日(千葉テレビ放送ニュース)ボリショイサーカス特別招待券贈呈式
ボリショイサーカスと幕張公演を主催する東京新聞、そしてチバテレが社会貢献事業の一環で行ったもので、8月10日と14日に行われる4公演、合わせて400席分が贈られました。
このように自治体を巻き込んで動物サーカスは開催されています。
ボリショイサーカスの主催者は「子供たちに感動を」「社会貢献事業の一環として」とうたっていますが、それは動物サーカスの問題を知らない人を、だましていることでもあります。
サーカスで使用される動物たちは、調教の過程、狭い収容施設での長期にわたる飼育、長距離輸送で苦しめられています。
世界中で動物サーカスは禁止の方向にあり、2017年1月17日時点で、44の国がサーカスでの動物使用を禁止あるいは制限をしています。中国でも2017年9月1日、広州動物園の動物行動展示館が閉館しています。この展示館では24年間動物サーカスショーが行われていました。
娯楽のために動物の犠牲は必要ないというのが世界の流れです。
ボリショイサーカスの公演には招待券をもって児童が列をなして来場します。動物虐待の上に成り立っている動物サーカスが教育としてふさわしいものとは思えません。
2017年公演会場前での啓発活動
公演会場前で、毎年チラシを配り、啓発活動を行っています。
東京公演会場
横浜公演会場
意見先一覧
ボリショイサーカスを後援する都道府県・教育委員会には実態を知らせ、動物サーカスを後援しないでほしいと意見を提出しています。ボリショイサーカスを主催する東京新聞などの会社には、サーカスでの動物利用を廃止してほしい旨を要望しています。
是非皆様からも意見を届けてください。市民の声は大きいです。
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