動物の立場に立つことができなければ、動物について学んでいるのではなく、人間へのサービスを学んでいるだけになります。 動物の心を思いやることのできる想像力を持ち、命の真の大切さを知っているということは、何ものにもまさる大きな才能です。 その才能を忘れることなく、伸ばしていってほしいと思います。動物を管理することはとても簡単なことです。ケージにいれ、水とえさを与え、注射を打てばいいのですから。 けれどもそれは、人間のための管理であって、動物のための行為では一切ありません。自由を与えることは、ときに恐れを感じるものです。 子供が外に遊びに行くのを親が心配するのと同じだと思います。自身の不安感をぬぐうことを優先し、子供を閉じ込めておくことは子供にとっては苦痛そのものです。管理するのではなく、動物を見守ることのできる社会になることを願っています。Share This Previous ArticleARCによる被災動物の救助実績を教えてください。 Next Article毛皮工場では動物たちはどのように扱われているのですか? 2019/04/02