沖縄・糸満市で毎年旧暦5月4日(6月21日)に行われる『糸満ハーレー』、4年間パンデミックの影響で中止されていたが今年再開されるとの報道があった。ハーレー自体は大勢が船を漕いで競争するというごく平和なイベントであり那覇などでも行われる。しかし糸満で行われるものはハーレーの合間に、50羽のアヒルを海に放り投げて追い回し捕獲するという非人道的な娯楽が挟まる。アニマルライツセンターでは2015年から中止を求めてきたが、パンデミックの直前の2019年も行われた。主催の糸満漁業協同組合によるとまだアヒル取り競争自体が行われるかどうかは未定だという。どのタイミングでどのように決まるのかは不明だ。この動画は2019年のアヒル取り競争の様子だ。2015年に行政に要望して以降、アヒルの足や首を掴まないようになど、動物の取り扱い方法についてのアナウンスが流れるようになっているが、それでもそのような行政からの勧告は全く守られていない。捕獲後に入れるかごも用意されるようになったが、実際には両足を縛り上げるなどしている。子供はもちろんのこと、大人もアヒルの取り扱いへの配慮はない。参加者の様子や、周りの様子を見ると、アヒルたちの苦しみや恐怖にはまったく考えが及んでいない様子がわかる。娯楽というのは他者への思いやりを、興奮や利己的な楽しみによって忘れさせる。このような動物の苦しみを無視し、動物への暴力を楽しみに変えたような娯楽は、社会の暴力性を助長する。動物への虐待は人への虐待に直結しているのだ。アヒル取り競争を今年こそ中止してもらえるよう、皆さんの意見を届けてください。あなたの声を届けてください糸満市 問い合わせフォーム沖縄県 問い合わせフォーム糸満市議会議員一覧クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Articleアニマルライツチャンネルvol40[鶏の生態がよく分かる!りりちゃん一家を覗いてみよう] Next Articleアクショングループ活動報告-4月 2023/05/08