2026年6月10日、アニマルライツセンターは東京都芝浦食肉市場に対し、豚の係留所への常設飲水設備の設置を求める陳情を行いました。
今回の陳情では、オンライン署名に寄せられた32,061名の声を東京都へ提出し、豚が屠畜前に過ごす係留所において、常時飲水できる環境を整備する必要性について説明しました。
陳情の内容
アニマルライツセンターからは、
- 動物福祉(アニマルウェルフェア)の基本的な考え方
- 国内外における動物福祉をめぐる動向
- 豚の係留所に常設の飲水設備が必要である理由
- 設置に向けた具体的な改善案
などについて説明し、東京都に対して、豚が必要な時に水を飲める環境の整備を求めました。
東京都側の回答
東京都側からは、現在の市場運営の状況について説明がありました。そのうえで、
「飲水設備の設置そのものに反対しているわけではない」
との認識が示され、係留施設の構造上の課題はあるものの、改善の可能性について検討していく姿勢が示されました。
また、動物福祉の観点も踏まえながら、関係事業者との協議を進めていく意向が共有されました。
今回の面談で確認できたこと
今回の面談では、以下の点について認識が共有されました。
- 豚の係留所に常設の飲水設備はないこと
- 豚の飲水環境について改善の余地があること
- 常設の飲水設備の設置も視野に入れ、具体的な改善策を検討していくこと
- アニマルライツセンターも改善案の検討に協力し、東京都とともに取り組んでいくこと
- 東京都側が、必要な関係者との協議や情報収集を進めること
さらに、東京都の担当者からは、設備改善に必要な予算の確保についても前向きに取り組む考えが示されました。
今後について
今回の陳情は、アニマルライツセンターのボランティアの方の協力や、オンライン署名を通じて寄せられた声によって実現したものです。
一方で、常設の飲水設備の設置には、施設の状況や運営上の課題もあり、実現には引き続き具体的な検討が必要です。
アニマルライツセンターとしては、東京都や関係者との対話を継続し、豚が常に水を飲める環境の実現に向けて、建設的な提案と働きかけを続けていきます。












