2000年代は本当にひどかった。誰もが首の周りに動物の毛皮を付けていた。2006年に毛皮付き衣料品の輸入量はピークに達し、21,331,530点もの毛皮付き衣料品が輸入された。1年で2千万人もが、毛皮付きの衣料品を購入したということだ。2005年末から2006年にかけて公開した中国毛皮産業の実態を刻銘に映した調査映像をきっかけに、毛皮反対キャンペーンを開始、また同年2006年には毛皮反対デモ行進を開始した。店舗前でのアクション、世界同時キャンペーン、企業への手紙や要望書、市民啓発、できることはなんでもやり、運動は広がり続けた。デモ行進は12地域同時開催し、東アジアの国々の団体と共同キャンペーンも行ってきた。毛皮付き衣料品の輸入量がピークとなった2006年から13年たった2019年、毛皮付き衣料品の輸入量は2006年から比較すると88.65%減少し、2,421,677点になった*1。桁が一桁変わったのだ。すでに縫製された衣料品ではなく、毛皮原皮や鞣された毛皮素材はどうか。2006年と比較すると74.08%減少した。毛皮付きの履物(靴)の輸入量ピークは2014年だが、これについてもすでに減少傾向にあり、2014年と比較すると65.9%減少している。とはいえ、2006年と比較すると317%増えている。*1 財務省貿易統計 貴金属類や履物(靴)、原皮を除く輸入量の推移の数字を分野ごとに見ていると、毛皮業界のあがきが見えてくる。女性向けの衣料品は2006年以降減少し続けているが、靴のように動物の毛皮とわからないような部分使いで流行を作り出し、また意識の低い男性向け衣料品は増減を繰り返してきた。さすがにこれらの小手先のあがきは、もう通用しなくなっている。すべての分野で減少しているのだ。それでも多い犠牲キャンペーンを開始した当時から比較すると、相当減少したが、それでも動物の犠牲数は多い。1,034,149頭の動物たち*2が日本の消費のために犠牲になった。100万頭をいまだに上回っている。私達はこの数字をゼロにしたい。しなくてはならない。今も、動物たちは檻の中で震え、異常行動をおこし、恐怖し、絶望していて、春にまた繁殖させられ、また夏の暑さを耐え、殺されていく。どうか、動物たちの犠牲がゼロになるまで、力を貸してほしい。動物の毛皮の取り扱いを廃止したファーフリー企業は多数あるが、それでもまだ廃止を宣言しない企業の方が断然多い。動物の毛皮を使い続ける大手企業もまだある。*2 財務省貿易統計からアニマルライツセンターが推定意見を届けてください皆さんから企業にリアルファーを今後一切取り扱わないと決めてくださるよう、お願いをしてください。3位 ワールド 0120-977-917 メールフォーム4位 オンワードホールディングス メールフォーム5位 青山商事 084-975-3939 メールファーム6位 ワコールホールディングス 0120-307-056 メールフォーム7位 アダストリア 0120-601-162 メールフォーム8位 AOKIホールディングス メールフォーム9位 TSIホールディングス(サンエー・インターナショナルを含むグループ) 株式会社サンエー・インターナショナル03-6748-0232 メール 株式会社東京スタイル:03-6836-1880 株式会社ローズバッド:メールフォーム10位 ユナイテッドアローズ 0120-011-031 メールフォームクリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous ArticleGood news!ファーフリー企業急増! モンベル、Licht Bestreben、proef、mina perhonen、roundabout、YUKI、meagratia Next Articleケージフリーとはなにか。企業が持つべきケージフリーポリシーの定義 2020/02/04