ブラジル:炭素排出制限の新規制から農業分野を抜かす見込みか

2022年末、ボルソナロ政権がようやく終わり、環境政策を大きく打ち出したルラ政権が誕生したブラジル。アニマルライツセンターではルラ政権が動物にとっても良いのか懐疑的であった。8ヶ月が過ぎ、その本質が少し見えてきたようだ。…

ネズミとの穏やかな共存を考える

2023年6月、フランスのパリがネズミとの共存の道を探りはじめたと報道された。どの国でも”害”のある動物だとみなされ、迫害を受けてきたと同時に、人間の知恵を上回る生存能力を披露してきたネズミたち。パリの市長は方針を転換し…

アニマルライツチャンネルVol44[殺して何が解決するのか]野生動物を考える

国も地方自治体も野生動物を殺せ殺せと言い続け、暴力から遠ざかりたい国民に猟銃をもたせようと躍起です。 野生動物を”有害”だと考え、人間が自然を”管理”しようとずっと動物を殺し続けています。犠牲になるのは、鹿、イノシシ、サ…

「将来肉食べられなくなるから…」企業の植物性タンパク質への取り組みでは地球が救えない理由

世界中で動物性タンパク質を植物性タンパク質や培養肉などに切り替える流れが刻々と強くなっている。この原動力になるのは気候危機とアニマルウェルフェアだ。とくに日本企業は環境のためと、代替肉への取り組みを重要課題の一つに加え、…

窓の外にいるコウモリは駆除してよいか? 

今回のコロナ禍において注目をあつめた動物がいます。コウモリです。もう忘れた人もいるかもしれませんが、コロナ禍がはじまった2019年には、コロナウィルスの発生にコウモリがかかわったことが、未知の感染症を恐れる流言飛語も混ざ…

レンコン畑野鳥被害 茨城県と話し合い報告

アニマルライツセンターは茨城県霞ケ浦周辺のレンコン栽培における野鳥被害に、 要望書を出すなど14年間にわたり取り組んできました。この問題はなぜ解決しないのか。農業と食害という問題は、駆除した動物を無駄にしないで利用する方…

EARTH DAY アニマルライツチャンネル

4月22日はアースデイ。そこで、4月のアニマルライツチャンネルでは環境保護をテーマで発信します。動物性の食べ物や衣類を作るために、環境もまた犠牲になっているといえますが、その実態を知る機会にしましょう。 時間になったらy…

生物多様性と動物への命への配慮が消費行動を変えることが明らかに

アニマルライツセンターでは2009年から茨城県霞ヶ浦周辺にあるレンコン田の防鳥ネットにより多数の水鳥が死亡している問題について、取り組んできました。一向に上がらない一部の生産者の意識とそれによる野鳥被害の継続、それに対し…

畜産が追い詰めたアマゾンの自然、すでにティッピングポイントを超えたか?

地球にとって重要な地域であるアマゾンを含めた南米の自然を、畜産業によって大規模に破壊されてきたが、ここ数年、もう後戻りができないという地点=ティッピングポイントを超えたのではないかと思わせる調査結果が出てくるようになった…

茨城県霞ケ浦レンコン畑 野鳥被害

茨城県土浦市の霞ケ浦周辺は湿原地を利用したレンコン栽培が盛んです。このレンコン畑に2004年に防鳥ネット(天井型防鳥網)が張られるようになってから、野鳥が被害にあるようになったことはアニマルライツセンターが2009年に報…

戦争を避けるために、動物への暴力をなくす必要がある

動物への酷い扱いは、人への酷い扱いとつながっています。人があたりまえのように動物を殺し続ける習慣から抜け出さない限り、人は人も殺すことが正当化され続けるのです。 これは”非人間化”という心理が働くためです。他人を、自分と…

養豚による環境被害
排泄物から発生する身近な畜産環境問題

ある日、こんなことを言う人が現れたらあなたはなんと答えるだろうか。 「あなたの家の隣に畜舎を建ててもいいですか」 多くの人は先入観から動物はぽかぽかな太陽の下で健やかに暮らしていると想像するかもしれないので念のため説明し…

アニマルウェルフェアを上げなくてはならない5つの理由

日本において肉の消費量、特に鶏肉豚肉の消費量は過去60年上がり続けている*1。1960年、日本では牛肉はもちろん、鶏肉も食べられていなかったに等しい。鶏肉は1960年には1年間1人あたり0.8kgに過ぎない。1年で1羽に…

飼料生産という大規模プランテーションが地球に与える影響

気候危機の震源地のひとつは南米だ。人間の意志ひとつで止めることができるのに止めない森林破壊、生態系破壊のど真ん中であるためだ。西南極氷床の氷の融解を止める方法は複雑怪奇であるが、森林破壊だけは方法が明確なのだ。壊さなけれ…

アニマルライツチャンネル vol36[人と動物のジェンダー]

工場畜産では、女性の動物が搾取されがちです。採卵鶏は1日目に殺される男性よりもその後2年~3年を不毛なケージの中で搾取され続ける女性の苦しみのほうが大きく”死んだほうがマシ”だと分析されます。母豚も母牛も、子供を妊娠させ…

ボルソナロからルラ政権に変わることは動物にも朗報か?

2022年10月30日、ブラジルの次期大統領が決定し、2023年1月1日からルラ大統領による新たな政権が発足することになった。ブラジルの自然をひたすらお金に変えてきたボルソナロ大統領がようやく終りを迎える。環境保護団体は…

講演会:『地球の未来を考える~海の中、動物の立場から見えてくるもの~』

NPO法人気候危機対策ネットワークと共同主催で、地球の未来をテーマにした講演会を11月23日(祝・水)に神奈川県川崎市で行います。 アニマルライツセンターとともに登壇するのは、気候危機対策ネットワークの代表であり、国際N…

近代以前の日本にみる動物との共生 No2〜鳥類と日本人 その1〜

ハリスは日記の中で「日本では野生の動物が人馴れしている」とも言っています。ハリス以外にも様々な外国人が驚きとともに言及しており、保護されていた大型野鳥以外の鳥にもそれは言えるようです。 『グレタ号日本通称記』を記した安政…

10月28日 エシカルサミット2022

アニマルライツセンターも参画している一般社団法人日本エシカル推進協議会は10月28日(金)にエシカルサミットを開催します。 午前中は動物や環境などへの指標でファッションブランドを評価するオーストラリアのアプリ「Good …

Plant Forward 2022 吉川ひなのさん・小野りりあんさんからのメッセージ

アニマルライツセンターも日本の代表として参加している動物保護・環境保護団体のネットワーク”Compassion Choices Network”主催のプラントベースのオンラインイベント『Plant…