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(1)特定非営利活動に係る事業
(2)その他の事業
事業の内訳
アニマルライツセンターが創立され30周年を迎えた。過去の歴史をまとめ、30周年記念パーティーを行ない、100名が参加した。
毛皮反対に関する事業では、Fur Free Allianceとしてグッチ、CFコーポレーションのファーフリー宣言を行った。その宣言に続きフルラ、ヴェルサーチがファーフリー宣言を行った。国内でもバロックリミテッドジャパンが国内でのファーフリーをARCに対して回答した。 ファッション業界紙WWDやNHKをはじめ多くの各種メディアが毛皮について取り上げ、ARCはこれらに取材協力を行なった。 ペット用品ヤマヒサがリアルファー商品ゼロを達成し、アースペットがリアルファー商品の販売廃止をARCの働きかけにより宣言した。
動物愛護法改正について、他団体とパートナーシップを結び、集中的に活動を行ってきた。働きかけや話し合いを行った議員は約100名、10ヶ月で10万1千人以上の署名を集め、9月に行ったセミナーでは衆議院議員会館多目的会議室満員の約100名が参加、3月に行った院内集会では代理出席を含め44名の国会議員と、約100名の一般市民が出席した。
畜産と環境に関する事業では、昨年同様、最重要である畜産の現状の把握が大きく進んだ。複数の方から実態が内部告発されるようになったことが大きく、多数の農場とと畜場(食鳥処理場含む)について把握することができた。 認知度調査によって特に力を入れているバタリーケージについて2年前と比較すると4%認知度が向上したことが明らかになった。妊娠ストールについては1.8%認知度が向上している。「聞いたことがある」を含めるとバタリーケージについての認知度は8.5%、妊娠ストールについての認知度は5.7%向上した。 神奈川県のと畜場に対し、アニマルライツセンター作成の福祉的に扱う資料の配布が開始された。 東京オリンピック・パラリンピックで提供される畜産物のアニマルウェルフェアを向上させるため、各所への働きかけを行うと共に、キャンペーンを開始し、国内外の37団体に賛同を頂いた。 アニマルウェルフェアの国による推進の必要性、と畜場と輸送時のアニマルウェルフェア、動物愛護管理法の農水省での指導推進について、国会議員に対し問題提起を行い、堀越啓仁衆議院議員により予算委員会分科会での質問が行われた。 調査を進めてきた食鳥処理場で起きている採卵鶏の長時間放置の問題について、調査結果を元に各所に改善を促し、その結果農林水産省、環境省、厚生労働省から改善を促す通知がなされた。 ネスレ、コンパスグループが2025年前に国内でも卵をケージフリーにすることを明確にし公表した。 民進党内でのアニマルウェルフェア研究会を開催した。 宮城県議会で境 恒春議員が畜産動物のアニマルウェルフェアについて言及した。 卵やアニマルウェルフェアについて、テレビ、新聞、雑誌、WEBメディアで多数取り上げられた。
管理費は6%でその他はすべて動物を救うための実質的な活動自体に割かれています。
事業名
事業内容
期間
事業場所
従事者人数
受益対象者
1:野生動物の保護に関する事業
行政への取り組み
宮島鹿の飼養管理改善を提案(継続中)
通期
広島・東京
1人
不特定多数
2:アニマルライツ・アニマルウェルフェアに関する事業
2-1:動物問題全般に関わる事業
啓発
アースデイ東京、いのちの調律祭りアースデイ名古屋、グリーンフードフェスタ、Vegan fest Fukuokaに出展
畜産動物、毛皮、展示動物等について、各種新聞、テレビ、雑誌等に寄稿、取材への対応を行った
公式サイト、よくある質問集、メールマガジン(1580名が参加)、SNS(Facebook Twitter Instagram )の更新、情報発信を行った
ARCニュース(会報)を年3回発行した
アニマルライツに関するチラシを約7万5千枚、毛皮反対に関するチラシ4万枚、フォアグラ反対に関するチラシ3万枚、畜産動物の現状に関するチラシ5万枚、環境と健康と畜産問題に関するチラシ5万枚、サーカスでの動物利用に関するチラシ3万枚の配布を行った
パネル展を埼玉県川越で5回行い約25,000人にアプローチした
秋田支部が発足し、秋田駅前でのパネル展を7回、アルヴェ市民活動フェスタへの出展を行い、約1万人にアプローチした
北海道、長野、名古屋、神戸、奈良でのイベントにパネル貸出を行った
海外アーティスト(ポール・マッカートニー)のコンサート会場でチラシ配布を行った
東京都、長野県、北海道、愛知県、兵庫県、奈良県、京都府
20人
動物の問題、現状を知らない人約40万人
人材育成に関する取り組み
ボランティア会議(定例会議)を12回行った
動物の問題を勉強したい学生のインターンの受け入れを行った
アニマルライツセンター学生部(Animal Rights Center Students)を立ち上げ、勉強会等を開催した
立教大学、秋田県立大学、横浜国立大学の授業、愛知県(市民が開催)、エシカルコンシェルジュ(エシカル協会開催)での講演を行った
アニマルライツ勉強会を10回開催した
東京都、愛知県、秋田県、神奈川県
動物問題、持続可能性に関心のある人
持続可能性・消費者倫理に関する取り組み
「消費から持続可能な社会を作る市民ネットワーク」で、企業のエシカル度を調査する企業のエシカル通信簿作成、市民が商品を選びやすくするWEBサイトぐりちょの作成に携わり、主に動物分野を担当した。また当ネットワークが主催したエシカル通信簿発表会とセミナーでの講師を務めた
消費者庁および消費者教育に関係する委員に消費者教育に動物への配慮を含めることを要望、働きかけを継続した
日本エシカル推進協議会に理事団体として参加、シンポジウムでの発表を行った
東京・京都・都内飲食店/立教大学
2人
動物問題、エシカル消費、環境問題等に関心のある人
動物愛護法改正に関する事業
3団体でのパートナーシップの元以下の活動を通年に渡り継続。
動物愛護法改正について、他団体とロビー活動を展開。
約100名の国会議員に働きかけや話し合いを行った
10ヶ月で10万1千人以上の署名を集め、33人に提出した
9月に3団体合同で動物愛護法改正をどう改正すべきかについてのセミナーを行ない100名が一般市民が参加した
3月に動物愛護法改正緊急院内集会を行い、代理出席を含め44名の国会議員と、約100名の一般市民が出席した
要望案、逐条案を2度再検討し、リバイスした
民進党の検討に関する全般、自民党のマイクロチップに関する検討委員会、犬猫ゼロ議連の検討委員会での情報提供を行なった
東京
15人
国会議員・動物問題に関心のある人
相談
問い合わせ、相談に対応(年間およそ200件)
5人
200人
調査
東京都知事選挙時に動物愛護に関する候補者アンケートを、また衆議院議員選挙時に、動物愛護に関する政党アンケートを実施し公開した
6~10月
結果を閲覧した6442人
2-2:パートナー動物に関する事業
地方行政への取り組み
神奈川県保健福祉部と、不良飼い主や動物取扱業への指導マニュアル、動物の譲渡時の不妊去勢の徹底、震災時の対応等に関して交渉を行った
5/1~12/31
神奈川県
神奈川県民
企業への取り組み
ホームセンターや東急ハンズでの昆虫や甲殻類、魚類の販売方法の改善を提案した(継続中)
爬虫類等エキゾチックアニマルの展示販売イベントレプタイルズワールドでの調査を行い、改善を要望した(継続中)
ペットに関心のある人
不良飼い主への取り組み
不良飼育状態の生体販売業者に対し、意見を行った。また地方行政からも指導を行っていただいた
不良飼育状態の個人飼養者に対し、行政へ通報し指導を行っていただいた
不良飼育の個人飼養者の犬を引きとり、一時保護を行い里親募集を行った(継続中)
通年
東京、神奈川、山梨
犬猫問題の専用サイト、SNSでの情報発信を行った
LUSH 福岡パルコ店、青山EML店とコラボレーションし、犬猫の適正飼育や殺処分減少を訴えるパネル展を開催した
動物の現状を知らない人約10万人
2-3:畜産と環境に関する事業
バタリーケージの廃止をお店にお願いするためのハガキを配布
畜産動物の現状を伝える専用サイトとSNSでの情報発信、動画の編集
畜産動物の現状を伝える専用サイトをリニューアルした
お母さん豚を閉じ込めないでキャンペーンへの著名人のメッセージを増やし、周知を図った
エコプロに出展、畜産と環境問題の啓蒙を行った
渋谷で消費者に対しフォアグラ生産、卵生産、豚肉生産、畜産全般の実態を伝えるアクションを行った(毎月3回程度)
大崎駅前で動物福祉の向上をお願いするアクションを行った
WEBマガジン、雑誌に畜産動物の現状について寄稿した
著名人やメディアに畜産動物の現状について情報提供を行なった
SNSでの広告配信を行なった
動物の問題、現状を知らない人約66万万人
行政に向けた取り組み
HSIとともに、OIE(世界動物保健機関)の鶏のアニマルウェルフェアコード案に対しての環境省、農林水産省との話し合い、及び意見提出を行った
アニマルウェルフェアの取り組みを要望するためのロビー活動
国会議員による環境委員会、予算委員会分科会での答弁についての情報提供を行った
屠殺場の調査及び改善要望を行った
2020年東京オリンピック・パラリンピックの畜産物の調達コードのアニマルウェルフェア向上に向けた関係者に対する働きかけを行った。またキャンペーンを開始し、国内外37団体の賛同を得た。さらにアニマルウェルフェア向上を求める署名を開始し提出した。
企業にケージフリー卵への切り替えを促す国際連合Open Wing Allianceに参加
神奈川県保健福祉部と、畜産動物に関して交渉を行ない、神奈川県下のと畜場に対し、アニマルウェルフェアに配慮した取り扱い方法に関する資料を配布してもらった
3人
複数の畜産施設及びと畜場(食鳥処理場含む)に関する調査を行い、情報を公開した
畜産動物の飼育環境についての認知度調査を行い公開した
アニマルウェルフェアの研究や情報を翻訳ボランティアメンバーで多数飜訳した
採卵鶏の出荷時における長時間放置の実態を調査し、公開。改善を各所に働きかけた
食鳥処理場で生きたまま熱湯につけられる鶏の状況について調査し、情報を公開した
アニマルウェルフェアに関連する海外の法規制、国際基準等の日本語訳の充実を行った
アニマルウェルフェアの技術的な情報の収集を行った
補助金の使途に関する情報の収集を行った
東京・大阪
企業に向けた取り組み
フォアグラを扱っているホテル等に対しフォアグラを扱うべきではない旨の要望を行った
妊娠ストール廃止、バタリーケージ廃止を含むアニマルウェルフェアの向上について複数の企業と話し合いを行った
バタリーケージの廃止を企業に対して求める署名を開始し提出
妊娠ストールの廃止を企業に対して求める署名を開始し提出
2-4:衣類等の素材になる動物に関する事業
毛皮の専用サイト、毛皮反対デモ行進用サイト、SNSでの情報発信、動画の編集
毛皮の専用サイトをVEGAN Fashionサイトとしてリニューアルした
毛皮反対のためのポスターの配布、掲示し(約200枚)、掲示したものをサイトに公開、ポスターも増刷した
毛皮に反対するアクションを毎月、アンゴラに関するアクションを2回、9月から1月には動物性衣類全般に関するアクションを毎週渋谷駅前で行った
新宿駅および原宿駅前での毛皮反対チラシ配布を行った
成人式、東京ガールズコレクション会場前で動物性素材を使わないように呼びかけるアクションを行った
12月10日に毛皮反対デモ行進を行った
FUR FREE FRIDAYという世界同時イベントに参加、東京でのアクションを行った
東京・神奈川・埼玉
500人
毛皮の問題、ファッションに関心を持つ人約50万人
企業に対する取り組み
毛皮を扱わないメーカーに対しFUR FREE RETAILERプログラムの紹介した
アパレル企業にリアルファーの取扱廃止を求める要望を行なった
ホームセンターのコーナンに対しリアルファーを使った動物のおもちゃの製造販売の中止を要望した
4人
毛皮動物の問題に関心を持つ人
国際協力
FUR FREE ALLIANCEメンバーとして、日本の毛皮消費状況等について海外に向けて情報発信を行った
中国・韓国・台湾・香港・日本の14団体と連携しFUR FREE ASIAキャンペーンを継続した
東京・東アジア
東アジアの人々
2-5:実験に利用される動物に関する事業
美しさに犠牲はいらない実行委員会(CFB)で、ヤクルト本社に化粧品及び食品分野での動物実験廃止を求め話合い、書面のやり取りを行った
化粧品を利用する人々
行政に対する取り組み
神奈川県保健福祉部と、動物実験施設の調査等に関して交渉を行ない、神奈川県下の動物実験施設に対し、動物愛護に関する法規制等の通知を毎年行うことを実行してもらった
動物実験に関わる人
2-6:展示動物に関する事業
パンダ外交についてiRonnaに寄稿
サーカスに動物利用をやめてほしいと訴えるチラシを、動物を使ったサーカス会場付近で配布
水族館付近および渋谷駅前で水族館の動物たちの扱いの非倫理性を訴えたアクションを行った
日本エシカル推進協議会主催のエシカル朝食会、エシカル協会主催エシカルコンシェルジュ、名古屋での講演会、横浜国立大学での授業で動物園についての講義を行った
東京・神奈川
動物の問題、現状を知らない人
行政・企業等に対する取り組み
沖縄県糸満市の糸満ハーレーで行われるアヒル取り競争の中止及び改善要望を行った(継続中)
上げ馬祭りで馬の利用の中止、福祉向上を求める要望を行なった(継続中)
昭島市昭和記念公園の鹿やインコ、猿、孔雀、うさぎ等の飼育改善を求め、市議会議員の協力も得て少しづつ改善が行われている
熊本県藤崎八幡宮での馬追祭りの廃止と改善の要望を行った
諏訪大社「蛙狩神事」の中止を要望した
フクロウカフェの飼養改善に取り組んだ
フクロウカフェについてWEBマガジンに寄稿した
全国の動物園の動物の扱いについての改善要望を行った
館山市城山公園のサル、キバタンの飼育改善に取り組んだ(継続中)
秋田県くまくま園の飼育改善の要望および調査を行い、英国の団体からのエンリッチメントのための支援を仲介した
木下サーカス、ボリショイサーカスに動物を利用しないことを求める要望を行なった
全国
全国の水族館、動物園の動物の扱いについての現地調査を行った
3:菜食と健康に関する事業
イベント開催
アニマルライツセンター30周年記念パーティーを開催し、100名が集まった
6/10
100人
ヴィーガン、ベジタリアンのライフスタイルについての情報サイトHachidoryの運用を行った
ヴィーガンレシピの開発を行った
6人
エシカル消費やヴィーガンに興味のある16万人
4:目的を達成するための広報事業 : 4単体では行っておらず報告は2に含みます
物品販売事業
通販サイト、及びイベント会場等で、動物問題を啓発することを目的としたアピールグッズ(Tシャツ、ステッカー、バッジ、バッグ、本)の制作と販売を行なった
10人
動物問題に関心のある人々
維持管理費は8%、多くが動物を救うための実質的な活動自体に割かれている。