アニマルウェルフェアファームアニマルウェルフェア講座 第4期畜産動物のアニマルウェルフェア(ファームアニマルウェルフェア)は、今や日本においても食品企業や金融機関にとっては無視できない次なるリスク、そしてチャンスになっています。農林水産省も”言われなくても推進するんだ”と豪語するようになりました。しかし、国の進めるレベルのアニマルウェルフェアを実践しても、実は企業は評価されないというのが実際です。取り入れるのであれば、国際水準、つまり世界の向かう方向に合わせなくてはなりません。アニマルウェルフェアは科学的なものであり、それはつまり地域に関係なく不変なものです。世界は工場畜産で効率化しすぎたものを緩和しはじめ、さらにその先を行く企業は放牧のようなより自然に近いものに切り替え始めています。この講座では、動物の現状とともに、アニマルウェルフェアの基礎、実現の方法、企業の考え方、消費者の役割を学ぶことができます。企業内でアニマルウェルフェア向上に取り組みたい方、知識を得て生活に取り入れたい方、エシカルなビジネスに携わりたい方、自身の消費行動を変えたい方、人々に動物たちの現状を広めたい方などに受講していただきたい講座です。概要2025年2月23日(日)~3月日(日) 6回連続講座(オンライン)費用:12,000円(2月5日まで早割9,500円)、若者割(22歳まで)4,000円アーカイブは2週間後まで見ることができます。6回通して受講し、最後に課題を提出された方には修了証書をお送りします。受講生が集まるLINEグループに参加できます。申し込み:こちらのリンクから または 振込(ページ下部に案内)第1回【ファームアニマル(鶏、豚、牛)の生態】【ファームアニマルウェルフェア概論】2025年2月23日(日)20時~22時初回の講義ではアニマルウェルフェアのこれまでの流れや概論、そして現在起きている変化、企業の取組み、機関投資家の動向について学びます。また、ファームアニマルウェルフェアを学ぶうえで重要である、それぞれの動物の生態、本来の行動もお教えします。第2回【採卵鶏・肉用鶏・豚・乳牛個別の課題】2025年3月2日(日)20時~22時2回目の講義では、アニマルウェルフェア上課題が大きい採卵鶏、肉用鶏、豚、乳牛についてそれぞれ学びます。それぞれのアニマルウェルフェアの進捗具合も知ることができます。第3回【乳牛のアニマルウェルフェア現場から】【企業価値をアニマルウェルフェアで作る】2025年3月9日(日)20時~22時一般社団法人アニマルウェルフェア畜産協会代表理事であり帯広畜産大学畜産学部准教授瀬尾哲也先生に、乳牛の現場で起きている変革や現場を教えていただきます。後半では中長期的な経営で重視されるようになった企業価値を、アニマルウェルフェアを通じて構築していく方法や、現在の日本企業の課題を学びます。第4回【消費者が果たすべき役割】【メディアから見た課題と分析】2025年3月16日(日)20時~22時日本女子大学名誉教授でありアニマルライツセンターのアドバイザーを務める細川幸一先生から、ファームアニマルウェルフェアを社会に浸透させる消費者の役割を学びます。後半では時事通信社の記者であり、畜産動物の問題を書き続けている森映子氏から、メディアの視点でみた課題とその分析を学び、アニマルウェルフェアのこれからを見通します。第5回【水産動物】【畜産を取り巻く課題:環境・人権・平和・健康】2025年3月23日(日)20時~22時前半は陸生動物のウェルフェア同様にESG投資のアジェンダのひとつになっている水産動物のアニマルウェルフェアの現状を学びます。後半では、これまで学んだ動物の飼育改善という視点ではなく、畜産業がもたらす環境・人権・平和・食糧危機などへの影響を広く学びます。第6回【ファームアニマルウェルフェアの未来】【グループワーク】2025年3月30日(日)13時~15時(東京駅近の会場)または20時~22時(オンライン)日本の食品関連企業も世界と同様にアニマルウェルフェアを取り入れざるを得なくなりつつあります。世界はさらに速い動きで変わっています。5年、10年、20年後、どう変化するでしょうか。市民として、消費者として、企業として、生産者としてのビジョンを作るためのヒントを学びます。後半ではファームアニマルウェルフェアを実践するためのグループワーク、質疑応答、ディスカッションを行います。最後の講座は、対面での講義と、同日夜にオンラインでの講義をお選びいただきます。会場は東京駅八重洲口徒歩2分の貸し会議室です。講師プロフィールアニマルライツセンター代表理事 岡田千尋(講師・コーディネーター)2001年からアニマルライツセンターで調査、戦略立案などを担い、2003年から代表理事を務める。主に畜産動物のアニマルウェルフェア向上や動物性の食品や動物性の衣類素材の削減、ヴィーガンやエシカル消費の普及に取り組んでいる。アニマルライツセンター代表理事、一般社団法人日本エシカル推進協議会副会長アニマルライツセンター企業担当 北穂さゆり(講師・ファシリテーター)出版社、編集プロダクション勤務を経て商業ライターとして独立。出版社時代に関わった労働組合の紹介でアスベスト被害者を取材、ノンフィクション本を2016年上梓。2018年には公害被害を題材とした一作目のドキュメンタリー映画を製作。同作品での市民と司法関係者への周知活動のかたわら、被害者支援団専従として加害企業に補償交渉。2019年アニマルライツセンターに加わり、企業交渉を担当。第3回講師:帯広畜産大学畜産学部准教授 瀬尾哲也氏帯広畜産大学畜産学部准教授ならびに(一社)アニマルウェルフェア畜産協会代表理事。平成9年東北大学大学院農学研究科畜産学専攻博士後期課程修了。博士(農学)。平成10年帯広畜産大学畜産学部助手。平成25年講師昇任、平成30年准教授昇任。家畜行動学、アニマルウェルフェア(AW)が専門。第4回講師:日本女子大学名誉教授 細川幸一氏独立行政法人国民生活センター調査室長補佐、アメリカ・ワイオミング州立大学ロースクール客員研究員等を経て、日本女子大学教授。一橋大学法学博士。内閣府消費者委員会委員、埼玉県消費生活審議会会長代行、東京都消費生活対策審議会委員等を歴任。消費者法、企業倫理、持続可能な社会のための消費者教育(エシカル消費)などを研究。第4回講師:ジャーナリスト 森映子氏講座を受けるまでのご準備オンライン授業はZOOMを利用して行います。アーカイブの配信はVIMEOの配信URLとパスワードを授業終了後にお送りします。授業では質疑応答の時間をもうけていますので、カメラと音声を使える環境をぜひご用意ください。チャットでのご質問でも構いません。講座前日までにZOOMのURLをお申し込みいただいたメールアドレスにお送りします。※携帯電話のメール(.docomo.ne.jp)の場合メールが届かないため別のメールアドレスをお使いください。通信状況によって音声や動画が途切れる可能性があります。予めご了承ください。資料は許可が得られるものについては配布いたします。一部著作権の関係などで講義と同じではない可能性があります。修了証は、6回全てを受講し課題を提出した方に後日お送りします。対面でのワークショップはその場で課題を行いその場でお渡しします。オンラインでのワークショップはワークショップ内で課題についての成果物をフォームで提出した方に郵送でお送りします。クレジットカード、またはPAYPALでお申し込み こちらのリンクからも申し込み可能です銀行振込でお支払い&フォーム送信でお申し込み銀行振込・郵便振替の場合:下記フォームからお申込み後、郵便振替、銀行振込で講座の7日前(2月16日)までにお支払いください。お振込確認後、お申し込み完了になります。お申込者と同じお名前で振込をお願いします。三菱UFJ銀行支店名 渋谷中央支店口座種類 普通口座番号 5968916口座名義 アニマルライツセンター 読み込んでいます…クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article14番と呼ばれた牛 レポート全文 No Newer Articles Comments (0)コメントを残すコメントをキャンセル 2024/12/22