2015年3月28日(視察レポート)多摩動物公園に行ってきました。 前回に行ったときもそうですが、種による設備や環境の差が大きいという印象を強く受けました。 ゾウやオランウータンなどの大型で人気のある動物は運動スペースも確保されており、遊具にも工夫がこらされています。反対に鳥類や小型の動物は狭い檻に過密状態で、水鳥には申し訳程度の水場があるだけです。シャモア(アルプスカモシカともいう)は細長い斜面にそった縦長の檻で、横移動はほとんどできません。これら人気のない動物の檻の前を通る客の姿はまばらで、ほどんどの人が見もしないで通り過ぎています。 おそらく、人員や予算の配分も人気のない動物には少ないでしょう。アジアゾウ舍の整備工事が行われていますが、この予算を悲惨な動物の環境改善にもまわして欲しいです。「アリからゾウまで出会えるところ」というのが多摩動物公園のキャッチフレーズです。その売り文句を満たすためにより不遇な環境におかれた動物が多数います。ゾウやオランウータンにはスペースも遊具も一応ありますが、自然での行動範囲にくらべればまるで足りません。オランウータンの大掛かりなローブやはしごをつかった設備はもっぱら彼らの日よけとして使われています。森林に住むオランウータンにとっては、日にさらされる環境はつらいものだと思われます。モルモットを使った「ふれあい動物園」は相変わらず整理券に列が出来る人気ぶりです。モルモットは非常に警戒心が強く、臆病な動物です。待機場にいるモルモットはわずかにある隠れる場所に身を寄せ合っていました。本来は地中にある巣穴に集団で生息している動物です。体が常に外部にさらされたり、高温・多湿や温度変化は彼らにはストレスであり、命取りにもなりかねません。係員から配られたペットシーツを子どもたちが膝のうえに敷き、その上にモルモットが置かれます。ペットとして飼われている場合は慣れれば人懐っこいとされるモルモットですが、嗅覚の鋭い臆病な彼らが毎日違う人間に触られるのは恐怖でしかありません。 シロテナガザルには鼻から唇にかけて欠損して歯が剥き出しになった個体がおり、その理由を飼育係に尋ねたところ、小さい頃に母ザルと離されたストレスの自傷行為からだそうです。このサルが3月23日に出産し、赤ちゃんを抱いて観客の前に姿を見せていました。檻の前で飼育係が観客の質問に答えており、子ども達からの無邪気な質問、は無くて、中高年の突っ込んだ質問に気圧されながら答えているという印象でした。「オリ!小さいよ!」という声をあげる男性の姿もありました。シロテナガザル本来の行動範囲は3キロです。この飼育係はシロテナガザルの檻の面積は把握していませんでしたが、せまいことは明白です。「好奇心が強いみたいですね」との問いに「人間にとても近い霊長類ですから」との答え。 人間に近い動物を檻の中に拘束し見せ物にする、その事に疑問を持って欲しいのですが。。。 「カンガルー、ウンコのついた餌を食べてるよ。そういうのってありなんだ、カンガルーって」という、聞くに堪えない心ない声も観客から聞こえました。「ウンコ」の散らばる中から餌をかいつまんで食べるしかないのです。寝るか食べるしか無い退屈な生活のなかで、生気のない姿しか見られない動物園は、むしろ動物への蔑視を助長しているようにも思えます。 既に過密状態なのに、産卵が始まっているフラミンゴ。うろうろと同じ場所を行ったり来たりの常同行動がみられるトラ。問題点をあげればキリがありません。フクロウなど夜行性の動物が日中、隠れるスペースのない檻で物陰にギリギリに身を潜めている様子は胸が痛みます。それでも多摩動物公園はましなほうだと聞きます。小規模な動物園にも足を運び、くらべてみたいと思います。また、真夏や真冬での環境もチェックする必要があると感じます。 さらに2014年12月、多摩動物公園は 活発な動きのなくなったハキリアリを再導入しました。同園のサイトには再導入の理由について次のように掲載しています。多摩動物公園のキャッチフレーズは「アリからゾウまで出会えるところ」です。アリの展示を絶やすわけにはいきません。そこで、新しい群れを導入することにしました。キャッチフレーズのために生き物を入れ、犠牲を繰り返すとは本末転倒です。このような姿勢では命の大切さは伝わるはずもありません。ただの展示物としかみおらず、優先順位が完全に間違っています。(レポート:Veg Akko)その後アニマルライツセンターは多摩動物公園に行き、報告にあるとおり、多くの問題があることがあることが分かったため、文書で問題点を指摘し、改善をお願い。2015年4月17日 多摩動物公園へ要望飼育の問題点・採食行動への配慮 動物が、本来の採食行動を発現できるような工夫が、オランウータン、ゾウ以外で見られませんでした。・ふれあい動物の廃止 モルモットは非常に警戒心が強く、本来は地中にある巣穴に集団で生息している動物。臆病だからこそ人におとなしく抱かれていますが、モルモットからしたら恐怖でしかないのではないでしょうか? 奈良県の「うだアニマルパーク」ではうさぎがいるが、来園者に抱かせるようなことはしていません。職員の話では「小さな子供に抱かせて力加減がわからず死なせてしまうこともある。そのためそういうことはしていない」ということです。・動物の好奇心を満たす配慮 ほとんどの動物が退屈そうに何もしていませんでした。だから来園者も楽しめず、モルモットなどのふれあいが必要になるのではないでしょうか。・鳥類の飼育環境改善 早急な対応をお願いします。 1.水鳥の水場がない 2.衛生面:地面に大量に糞がおちている。 3.餌を探せる工夫が行われていない。 4.ユリカモメ・コサギ・セグロカモメは川岸・海辺に行けばすぐに見られる鳥で、展示目的が不明。 5.繁殖制限 鳥類のケージはほとんど誰も見ていなかった。トキ類のいるケージはすでに過密飼育。・反芻動物への配慮 ヤギ、ヤクシカ、トナカイ、ターキン、シャモアなどの反芻動物の展示空間に草が生えていないのは問題ではないでしょうか?反芻動物本来の姿が見られません。・隠れる場所の設置 動物には隠れ場所が必要です。来園者に合わせるのではなく、動物に合わせた展示にしなければ、動物本来の姿は見られないのではないでしょうか?・過密飼育の解消 すでに過密飼育であるアカカンガルーは繁殖制限すべきではないでしょうか? また、観客が「糞のついた餌を食べている」と笑っていましたが、土の上が糞まみれになっているのは衛生上問題はないのでしょうか?・行動圏の確保 ほとんどの動物の飼育空間が狭いです。動物種を減らして行動圏の確保をすべきではないでしょうか?・保護ワシ類 一番古いので1984年から飼育されているということですが、野性に戻す試みはおこなわれたのでしょうか?・シャモアの飼育環境改善 早急な改善をお願いします。 コンクリだけの無味乾燥な環境は大きな問題です。山岳地だけでなく森林も生息地である生き物。隠れ場の設置、地面を一部草地にして自分で採食できるようにする。面積の拡大。環境に変化を持たせるなどの工夫をお願いします。・肉食獣のエンリッチメント トラは異常行動(同じところをぐるぐる回り続ける)を起こしていました。 トラやユキヒョウなどの肉食獣へはどういった採食の工夫をしているのでしょうか?・啓発パネル 設置されているオランウータンの啓発パネルを誰も読んでいませんでした。ユキヒョウ展示場所にある保護活動のパネルは色あせていました。動物園の目的の一つが教育であるなら、読ませる工夫が必要ではないでしょうか?多摩動物公園からの回答以上の要望に対して、2015年5月1日、多摩動物公園から回答をいただきました。公表は控えて欲しいとのことでしたので掲載しませんが、いただいた回答は、納得のいくものではなかったため、再度下記の要望・提案を書面で提出しました。2015年5月19日多摩動物公園へ再要望お忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。 貴園が動物へ配慮していないとは考えておりません。しかし残念ながら、私たちには貴園の動物たちは、退屈そうにしており「喜び」の感情が見られませんでした。 私たちは素人ですが、動物の情動に関しては一般の人であっても正確に判断できるということは多くの研究が明らかにしています。私たちの自由な選択による判断は有効だと考えております。貴園の努力にもかかわらず、今の環境は動物自身が何かできる機会があったり、新規なものを探索できたりする状況ではないと感じました。 動物が本来の習性を発揮でき、生きる喜びを感じるために、貴園における全体的なエンリッチメントについて下記の提案をさせていただきます。・常同行動をおこすトラに死体を丸ごと与える。(ネコ科動物の異常行動の減少に有効:2003年研究報告)・他の動物の尿や糞の臭いをつける。 参考:イギリスにあるウルフ・コンサベーション・トラストにおいて、飼育下のオオカミがある特定の匂いにどの程度の関心を示すか、また特定のにおいによって生得的な行動の発現が促されるかどうかが調べられた。調査では、3~12歳のオオカミ7個体を対象とし、ラベンダー、ペパーミント、ヤギの糞、ライオンの糞の4種類の匂いのついたわらをいれた麻袋をそれぞれ1週間ずつ、5週間導入した。1日30分の観察をおこなった結果、マーキングやローリング(匂いの上で転がる行動)、袋への反応などの行動が確認された。いずれの期間も多く時間を休息に費やし、じっとしていることも多かった一方で、各エンリッチメントへの反応性は、最も高かったのがヤギ糞、続いてラベンダーだった。一方でライオン糞へはあまり関心を示さなかった。これは、ラベンダーの匂いによって休息が増えたというイヌに関する先行研究とは異なる結果であった。しかし、この調査では、オオカミは匂いに対して最初は警戒していたもののその後自ら接近していったことから、匂い刺激はオオカミにとっての嗅覚エンリッチメントとして潜在的に効果があると著者らは述べている。・異種動物の混合飼育。(ゴリラとホロホロチョウを一緒に飼うと良い意味での緊張関係が生まれたという報告あり)・自然界では同じ時間に同じ場所でエサを食べるということはありえないため、エサをばらまく、さまざまな時間帯に、さまざまな種類のエサを異なった場所で与える、木や草の陰に隠すなどの工夫。 例えばタンチョウやトキ類に「ミルワームを落ち葉下に隠す」「水場に生きた魚を放つ(ブロックを置いて魚が隠れるようにする)」(参考:http://knots.o.oo7.jp/pdf/workshop2.pdf )・サルには「ご飯を壁に塗る」・ちょっとしたおやつを非日常的な楽しみとして与える(獣医師との相談の上)・料理用の香辛料や、ドリアンのような得に強いにおいの食物、香水の匂いなど好奇心を発揮するものを与える。・色覚の発達している鳥類に、さまざまな色のえさを与える・暑い日にはアイスキャンデーや凍らせた果物。・ラジオや音楽をかける。他の動物の音声を聞かせる。・ワラ、ダンボール、トイレットペーパー、シュレッダーにかけられた紙片、新聞紙、ロープ、タライ、シーツ、枯れ木、丸太、バナナの葉、竹などを与える。・砂場の設置(奇蹄目は砂を食べると疝痛になるのでさける)・エンリッチメントは目新しさを持続させなければならない。ロープや石、積み上げた丸太やカガミ等の設置物を、不定期に動かす。・水場の設置(トラには泳げるサイズのものを。エミューには水浴できるサイズのものを。)・草本類は、種をまき、草を植えなおすなどして補充する。(草食動物が常に草を食べられる環境づくり)「豊橋総合動植物公園」では、キリンやシマウマといった草食動物を緑の草原で飼うために、広いスペースを用意した上で、草が絶えることのないように種をまいている。・太陽によって熱せられ、陰によって冷える見晴台を用意する。・隠れ場所を用意する(来園者から見えない場所を提供するのは、もはや議論の対象ではなく、当然実施されていなければならない事柄だと認識しています。しかし貴園ではほとんどの動物に隠れ場所が用意されていませんでした。海外の動物園では、見ようと思った動物の3割ぐらいしか見ることができないところもあります。) また、展示動物の飼養及び保管に関する基準には「展示動物の飼 養及び保管の環境の向上を図るため、隠れ場、遊び場等の設備を備えた豊かな飼 養及び保管の環境を構築すること。」と明記されています。・トレーニング。霊長類に対してだけではなく、爬虫類にいたるまでほとんどの動物種はトレーニングが可能。(ゾウガメのターゲットトレーニングに成功している例もある。ルイヴィル動物園では、トラのオペラント条件付けに成功) 「トレーニングは動物が認知的なレベルで動物を魅了している」(動物園生物学者 Heini Hediger)トレーニングは、飼育動物のエンリッチメントとしていまや欠かせないテクニックであり、動物にとって楽しいゲームであるだけではなく飼育者にとってもエンリッチメントになる。また、ハズハンドリートレーニングとして使えるだけではなく、ショーやデモンストレーションの一部として客にやらせることもできる。動物のエンリッチメントにもなり、客も喜ぶ。 *トレーニングにおいて報酬はエサと訓練者の励ましの声賭けであり、体罰や大声でしかることは厳禁。相手が不本意な行動をしたときは、無視するか、黙ってトレーニングを終える トレーニングは5~10名の関係者が交代で行い、特定の人物のみがトレーニングに関わってはならない。一回のトレーニングに要する時間は1,2分で、どんな場合も10分を超えてはならない。 「渡されたものの返却」「名前を呼ばれたら訓練者の前に来る」まずは偶然訓練者の前を通りかかったときにエサをあげる。近寄らない場合は飼育係から離れたところでエサを受け取ることをトレーニングするなど。参考サイト http://www.animaltraining.org/engaging%20guests.htm http://www.clevelandmetroparks.com/Zoo/Training.aspx・植物を利用したエンリッチメント 捕らえられた動物は植物ベースのエンリッチメントで環境強化できる。 葉を通してざわめく風、葉の上に落ちる雨、緑の屋根、季節とともに変化する形、色、木漏れ日、花や果物の匂い、集まってくる昆虫は、時間的、空間的な変化を生み、単調な環境を色付けし、動物の好奇心をかきたてる。 しかるに貴園では植物の活用がほとんどなされていませんでした。ランドスケープイマージョンにおいての植物の利用だけではなく、動物のエンリッチメントにおける植物の利用も必要ではないでしょうか。参考サイト http://www.zoolex.org/publication/frediani/plant_based_enrichment_frediani_ICEE2009.pdfエンリッチメント方法について掲載されているWEBサイト http://www.animalenrichment.org/ http://www.enrichment-jp.org/aim/ http://www.enrichment.org/index.php http://www.zoolex.org/publication/lozano/thesis/title.html http://www.honoluluzoo.org/support-the-zoo/environmental-enrichment-program.htmlサルのエンリッチメント http://www.zoo-net.org/enrichment/award/2004/tantousya/oubo.html以上が全体的なエンリッチメントの提案です。 次に個々の飼育動物について提案させていただきます。・ワシミミズク 広げると2mもの長さの羽根をもち長距離を飛行する動物を閉じ込めっぱなしでは動物の習性に配慮しているとはいえません。 円山動物園で行われている猛禽類のフリーフライトを提案します。・シャモア 隣の敷地も行き来できるようにし、隠れ場を作り、床を草地にする、変化のある環境を作る。一日のほとんどの時間を採食に費やす反芻動物たちの採食行動が見られないのは、動物にとっても客にとっても不利益である。 土の上で出血性腸炎になるのは糞便の蓄積した不衛生な環境だからであって、衛生管理ができていれば逃れることができる。シャモアには手入れされた土や草原の上を歩ける環境を整える必要がある。 また、シャモアの安心できる場所は見通しのよい小高い場所だけでは不十分であり、周りが木や草に囲まれた隠れやすい場所も設置すべき。(野性のカモシカではどちらも休息場所として確認されている)暑い日中は洞窟や岩の下など直射日光を避けれる場所、オオカミやクマなどの捕食者から身を守る避難場所としても隠れ場が必要。・サル 早急な改善をおねがいします。 エンリッチメント方法については上記「サルのエンリッチメント」をご参照ください。・水鳥 水場の設置など抜本的な改造をおねがいします。展示動物の飼養及び保管に関する基準には、「動物園等の役割が多様化している現状を踏まえ、動物の生態、習性及び生理並 びに生息環境等に関する知見の集積及び情報の提供を行うこと」とありますが、今の環境は動物の生態や習性を正しく情報提供できるものになっていないと思われます。タンチョウ タンチョウは水辺のちかい湿地が生息地です。趾は湿地を歩くのに適したつくりになっている。直径1mほどの水場と硬い地面ではタンチョウの生態を正しく伝えられない。ホオジロガモ ホオジロガモは、水に浮かび、羽繕いをし、頻繁に潜水し、貝類・甲殻類・魚類・水草などを食べて過ごしている。浮かぶことのできない浅い水場ではホオジロガモの生態を正しく伝えられない。ユリカモメ・セグロカモメ 水辺に生息し、水に浮かび水浴びをし、時に潜水もする動物。直径1mほどの浅い水場ではユリカモメ・セグロカモメの生態を正しく伝えられない。マガン マガンは日中田んぼで採食し、沼で休息と羽根の手入れをしまた採食し、を繰り返し、夜は安全な沼に戻ってねぐら入りする。直径1mほどの浅い水場ではマガンの生態を正しく伝えられない。以上が個々の飼育動物についてのエンリッチメントの提案です。採食の工夫などの応急処置的なエンリッチメントには限界があります。 大型のネコ科動物にコンクリートの檻の中でボールやおもちゃを与えるよりは、新しいより自然な環境の中で飼育したほうが動物福祉はより改善されるだろう(「動物園動物管理学」より)という考えもあります。面積の拡大などの抜本的な改造でなければエンリッチメントを実現できない場合もあります。その場合には多大なコストがかかってしまいます。 しかし、動物が自由を放棄させられる代償を払う責任が私たちにはあると考えます。もし改善ができないのであれば、これ以上飼育動物を増やさないよう繁殖制限し、新たな動物の導入をやめ、今いる動物の飼育環境の改善につとめてほしいというのが私たちの要望です。以上の提案・要望について、ご回答いただけますよう、よろしくお願いします。以下は前回いただいたご回答に対する再質問です。・ターキン 標高1,000-4,000mにある森林などに生息し、タケやシャクナゲが密生した環境を好む動物。しかし、今のターキン飼育施設では動物園が用意しなければならない「自然に近い放飼場」がありません。にもかかわらず2014年に子供が産まれています。なぜ繁殖制限しなかったのですか?・シャモア 山地の草原や森林等に生息する動物。ターキン同様、自然に近い放飼場は用意されていません。にもかかわらず、日本カモシカセンターから引き取ったのはなぜでしょうか? またモンブランの両親が死んで2012年以降コンクリートに改造されたのは、土が崩れるの防ぐためだったのか、あるいは「出血性腸炎」予防のためだったのかを教えてください。また、モンブランの両親の死亡原因は出血性腸炎だったのでしょうか?・そのほかの動物について 採食の工夫はしているとのことでしたが、それはすべての動物に行われているのでしょうか?たとえばエミューは季節に応じて多様な植物を食べ、昆虫やバッタ、アリや幼虫などさまざまなものを食べる動物です。それぞれの動物について、採食の工夫はされていますでしょうか?・ふれあい動物 私たち人間の環境破壊や動物搾取が動物を絶滅に追いやっている歴史を考えるなら、動物との触れ合いを教えるのではなく、動物を彼らの生態系の中で保護するために、動物に影響を及ぼす人間たちを管理する方法を学ぶべきではないでしょうか?支配下において触れ合わせるという行為が動物保護につながっているとは思えないのですが、この点どうお考えでしょうか? また「都会にいる子供たちはほとんど動物に接することがありません」ということですが、2014年の調査では45.3%がペット飼育の経験ありということです。動物に接したことのない子どものほうが少ないと思うのですが、それでも触れ合いをする意義はあるのでしょうか?・水鳥類 ユリカモメ・コサギ・セグロカモメは「ほとんどが」保護された鳥たち、ということですが、野生からつれてきた鳥もいるということでしょうか?・反芻動物 反芻動物は、与えられた餌を食べるより、自分で餌を刈り取って食べることを好むという研究結果があります(東北大学)。その環境の提供が難しければ、刈り取られた草を与えるしかないですが、反芻動物たちの飼育施設内に青草あるいは乾草がいつでも食べられるよう常備されていますでしょうか?・保護ワシ類 回答に「大型猛禽類は飛翔することができる大型のフライングケージで飼育」とありますが、保護ワシ類の飼育施設がその「大型のフライングケージ」でしょうか?またこの保護ケージの鳥たちはすべて飛べないのでしょうか?質問は以上です。お忙しい中たいへん恐縮ですが、ご回答いただけますよう、よろしくお願い申しあげます。多摩動物公園からの回答以上の要望に対して、2015年6月24日、多摩動物公園から回答をいただきました。公表は控えて欲しいとのことでしたので掲載しませんが、いただいた回答は、納得のいくものではありませんでした。続きはコチラクリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article散歩に行ったことのない犬達に救いの手を。一時預かりボランティア募集してます Next Articleゾウのダンス 2015/06/05