千葉県九十九里町の海近くにある海の駅九十九里には、イワシ資料館という九十九里町の施設があります。海の駅の売店に入るとすぐ左側に水槽があり、その横に資料館への入口があるといった形です。この水槽の中が、驚くべき過密さで飼育されるイワシで満たされていました。アニマルライツセンターへの通報があり、確認し、質問と要望をしているところです。横幅が3~4m程度に見え、また奥行きも深くはなく、高さも2m程度に見えます。この中に資料館のサイトによると3000匹のイワシが入れられています。イワシは確かに群れで行動し、規律を持った陣形を取り、外敵から身を守るなどしていますが、同じ場所を過密な状態で何の統制も取れない状態でぐるぐると回り続ける動物ではありません。また無機質で真四角、魚は哺乳類と変わらない感受性を持ちますが、このような中で飼育することは不適切であるといえます。動物愛護管理法で罰則規定に当たらないものの、基本理念の生態や習性に配慮した飼育には程遠いものになっています。イワシたちはおそらくこの中で死に、また弱ってきたところで新しいイワシに入れ替えて、何かしらの方法で”廃棄”されるものと想像されます。アニマルライツセンターからの質問書私たちは動物との穏やかな共存を目指し1987年から活動を続ける市民団体です。海の駅九十九里に言った市民からの当会に通報があり、海の駅九十九里のなかの貴施設の入口横にある水槽のイワシがあまりにも過密であったことを報告を受けました。報告を受け、実際に見てみると、指摘通り非常に過密であることがわかりました。以下ご質問させてください。・この水槽に入れられているイワシの死亡率をお教えください・おおおそ何日に一度、イワシたちを入れ替えているか、または新しいイワシを追加しているのかお教えください。・具体的な飼育密度(容積と頭数)をお教えください。・弱ったイワシが出た場合の対処方法をお教えください。以下が私達からの改善のお願いです。1:生きたイワシの展示を廃止し、より自然の中のイワシの生態がわかり、生物多様性や海の重要性がわかる展示に切り替えてください。2:1が実行されるまで、イワシの飼育密度を下げてください。またエンリッチメントを行い、より有機的な環境を用意してください。ご回答を2週間以内にいただけますようお願い致します。NPO法人アニマルライツセンター東京都渋谷区宇田川町12-3ニュー渋谷コーポラス1009TEL 03-3770-0720FAX 03-4540-4049皆様からも、九十九里町に意見を送ってください。イワシの資料館 https://www.town.kujukuri.chiba.jp/0000000417.html海の駅 九十九里 https://uminoeki99.com/contact/クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article窓の外にいるコウモリは駆除してよいか? Next Article夏の暑さに苦しむ動物たち-畜産動物の暑熱被害 2023/04/19