飼い主さんがわも獣医まかせでなく、病気、治療、健康管理にもっと責任を持っていただく時代となっている。最悪の事態になる前に、おかしい、疑問があると感じたなら、その時点で説明を要求してくださると、治療者にとってもいいはず。 そこで、疑問が解決しない、あるいは相談にも乗ってもらえないのであれば、病院を変えるくらいの態度でいい のです。今は人間と一緒で、医療ミス、過誤の問題が増えていますね。病気の質が変わってきていること、検査、治療が進歩して複雑になっていること、医療の細分化が起こり、専門医とホームドクターのネットワークが機能していないことなどが原因と思われます。 それとともに、飼い主さんがわも獣医まかせでなく、病気、治療、健康管理にもっと責任を持っていただく時代となっていると思います。最悪の事態になる前に、おかしい、疑問があると感じたなら、その時点で説明を要求してくださると、治療者にとってもいいはずですが。 そこで、疑問が解決しない、あるいは相談にも乗ってもらえないのであれば、病院を変えるくらいの態度でいいと思います。 医療ミスですが、我々はミスの起きないように最善の努力をしていますが、基本的なミスは論外として、同じ病気でも個体差はすべてのケースでつきまといます。 例えば、前の症例ではよく効いた薬でも、次の症例では思わぬ副反応を起こしてしまうとか。 同じ治療でも検査で見つからない臓器の機能低下や自然治癒力の違いで、かたや回復かたや悪化ということもあります。又、獣医も人間である以上100%間違いがないと思われてしまっても困ってしまいます。 困ったことに、うっかりすることも、勘違いすることもあります。 そういうと、ミスや過誤は仕方がないといっているようですが、そうではないので聞いてください、ほんとはここからが重要!ポイントです。 それは、思ったように治療が進んでない場合、飼い主さんが不安を感じているとき、診断事態に疑問を感じたとき、治療者は可能な限りの情報の開示をして、再び治療方針の話し合いをしたり、疑問点について、よく話し合うことが必要だと思います。 又治療者もわからないことはわからないと言えることが、信頼関係において大切だと思います。 知ったかぶりほど治療過程において障害になるものはないでしょう。そして、飼い主さんも獣医を一人間として、接してもらいたいのです。 極端な言い方をさせてもらえば、医療ミスは起こるもの、そのリスクを負って、治療を受けさせるという、飼い主側の責任も同時にあるということです。 医療ミスはすべてが獣医側の責任ではないはずです、疑問を感じたとき、きちんと説明を聞く努力をしていたか、疑問が解決しない時セカンドオピニオンの意見を聞いたか、転院する決断をしたかということも、同時にお願いしたいと思います。でもやはり、獣医のほうも、説明の少ない先生はおおいですよね。 やはり改善しないといけないですね。 インフォームドコンセントは治療される側のためだけでなく、治療者側のトラブル防止になるのですよね、そこをもっと獣医側は気づいてほしいし、活用してほしいですよね。私たちも含めて・・・クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article事例:沖縄県 拓也くん死亡事件 Next Article動物病院に行く前に知っておいてほしいこと 2002/08/08